残雪に咲く紅

残雪に咲く紅
残雪に咲く紅Name残雪に咲く紅
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Item Source (Ingame)ショップで購入
Description胡桃の衣装。暗い色を基調とした往生堂の服とは異なり、明るい色のワンピース。服は友人の香菱が胡桃のために用意してくれたプレゼントで、サングラスは胡桃の自前である。

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街は身に染みる寒さに包まれ、璃月港の空気は冬らしくなってきた。それに伴い、胡桃が外出する機会も減っていく。
胡桃は数えてみた——客卿の鍾離に買い物を頼むのと、友人である行秋と対句を嗜むのと、節食中の雲菫を連れてご飯に行くのを除けば、最近はあまりにも娯楽が少ない。
…身体はまるで布団に引っ付いたかのようで、気持ちも凍ってしまったみたいである。まったくもって元気が出ない。
往生堂の胡堂主は、何よりも退屈や暇を嫌う。この憂鬱な気候と気持ちをどうにかすべく、往生堂堂主と万民堂の料理人がじっくりと話し合った。
その結果——美味しい羊肉の火鍋で解決できるという答えにたどり着いた!
鍋の準備は香菱に任せ、肉と野菜の買い出しは胡桃の担当となった。

料理人の専門的な意見によると、火鍋に使う羊肉は沈玉の谷のフワフワヤギを使うべきだそう。
香菱から貰った冬服を着て、胡堂主はチ虎岩から玉京台まで歩き、万有商舗で新鮮な仔羊肉をやっと見つけることができた。
値段交渉の押し引きを重ね、博来はついに割引に応じてくれた。
大損をした気分の博来が、ぶつぶつ呟きながら肉を切り分け、ちょうど油紙で包もうとしたところ——
「待って」と胡堂主は突然手を伸ばし、それを止めた。
「生き物である以上、人の食欲を満たすために死を迎えたのならば、葬儀を行うに値する。」
「残念だけど今は時間がなく、この仔羊ちゃんに完全版をやってあげることはできない。だから、ここで悼詞だけでも読ませてもらう。」
胡桃はサングラスを外して服を整え、真剣な口調で語りだした。
「仔羊よ、沈玉の谷に生まれ、泉の水を飲み、青々と茂る草を食べたのだろう。」
「しっかりとした肉づきは、山の上をよく走り回ったことを物語っている。」
「また脂も乗っている。おそらく食べ物に困らず、すやすやと眠れたのだろう。」
「よく食べて、よく眠り、悩みや憂いもなかった…その羊生は満足であったろう。」
「私の空腹を満たすために、犠牲になってくれてありがとう。この先はどうか安心していきたまえ。」
丁重に式を終え、胡桃は真剣な面持ちで肉を包んだ。ついでに、博来から葉野菜と凍り豆腐も頼んでおいた。
——ちょっと肉を買いすぎちゃったかな。胡桃は歩きながらそう考えた。他の人も呼んだほうがいいかもしれない。火鍋は人が多ければ多いほど楽しいんだから。
出来れば行秋と重雲、あとは雲菫に辛炎も。
もし道中で七七ちゃんに会えたら、連れて来るとして…あと白朮も興味がありそうだったら、一緒に来てもらおう!
そう考えると、寒い日にも寒い日の良さがある。うん、はやくみんなで楽しく火鍋をつつこう!

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