護法仙衆夜叉録

護法仙衆夜叉録
護法仙衆夜叉録Name護法仙衆夜叉録
Type (Ingame)任務アイテム
FamilyNon-Codex Series, Non-Codex Lore Item
RarityRaritystr
Descriptionスメール学者マイソディによる民族百科事典『琉璃岩間国土紀行』の璃月バージョン『匣中琉璃雲間月』、内容が難しすぎるため、読者からの人気はかなり低い。『護法仙衆夜叉録』はそのうちの1冊で、岩の神と共に戦っていた夜叉たちのことが記されている。

Item Story

古世、璃月は瘴気に満つ。当時魔神戦乱、敗者は盤石に鎮圧され、朽ちて土と化し、天地循環に帰す。屈服なかりし魂妖となりき。妖騒ぎ、瘴気立ち、鬼生まる。土壊し、海荒らす。民はわりなし。妖とは、神の憎しみなり。

【昔、璃月では瘴気が頻繁に発生していた。噂によると、当時魔神たちの戦が延々と続き、敗者は固い石の下に鎮圧され、朽ちた後土となり、天地諸元素の循環に戻ったという。一部(魔神たち)の魂が憎悪に満ち、なかなか屈服せず、やがて妖と変化してしまった。その妖が騒ぎ出すたびに、災難が訪れ、疫病、妖怪、異変などが次々と襲ってくる。(妖どもが)土地を壊し、土はやせ、川と海で乱を起こし、人々を苦しめた。その妖というのは、(負けた)魔神たちが残した憎しみであった。】

岩王帝君は夜叉を召し妖怪退治さす。夜叉とは、璃月の仙獣なり。性格畏し、殺生す。優れしものは五人。曰浮舎、曰応達、曰伐難、曰弥怒、曰金鵬。五人は帝に仕へ、妖怪と瘴気を退治す。人呼ぶ「仙衆夜叉」。

【岩王帝君は夜叉たちを召喚し妖どもを退治するよう命じた。夜叉は璃月の仙獣で、天性凶暴だが戦に強い。岩王帝君の統治を守るため殺生を惜しまない。(夜叉のうち)一番強いのが五人いる。浮舎、応達、伐難、弥怒、金鵬。この五人の夜叉は岩王帝君に仕え、何度も妖と対峙し、疫病や瘴気を退治していた。世の中の人々は彼らを「仙衆夜叉」と呼んだ。】

「仙衆夜叉」は岩王を守り、諸災禍を鎮む。年が経りき。夜叉強大なれど、業障に囚われ、憎悪に染めらる。ある者は怒に陥り、ある者は恐怖に狂う。ある者は殺し合い、ある者は魔となる。幾千年、五夜叉死ぬものは三、行方知れず一。名無きものはいづらに逃走せり。おくりしは金鵬一人ばかりなりき。

【長年に渡り、「仙衆夜叉」は岩王帝君を守り、世間のあらゆる災禍を鎮め続けた。しかし、夜叉たちは強い力を持ち合わせているが、業障に囚われ、(魔神の)憎悪に染まってしまった。(彼らの中に)言葉で表せない憤怒に陥るもの、形容し難い恐怖に支配され発狂してしまったもの、味方同士で殺し合い死に至ったもの、そして精神が壊れ魔物となったものもいた。数千年の災難に見舞われた挙句、五人の夜叉のうち、三人が悲惨な死を遂げ、一人が行方不明となり、そのほか多くの夜叉たちが死に、あるいはどこかに逃走した。生き残ったのは金鵬一人だけだった。】

金鵬、号「金翼鵬王」、またの名を「降魔大聖」といふ。いづこより出で来て、ことへと行ききや、誰も知らざりき。春海灯祭、孤雲閣上空光あり。璃月民曰く「護法夜叉が魔物を退治せり」笛音が荻花洲より聞こゆ。とぶらふとも見つからず、曰く「夜叉が古き友を呼び戻せり。」

【金鵬というもの、雅号は「金翼鵬王」という、「降魔大聖」とも呼ばれる。彼はどこから来て、どこへ行ったのか、誰も知らなかった。春の海灯祭の時期が訪れ、孤雲閣上空の光をみて、璃月の民はこう言う、「これは護法の夜叉様が魔獣を退治しているんだ」荻花洲の奥深くから笛の音が聞こえる人がいるが、入って探そうとすると、笛を吹く人が見当たらず、「これは夜叉様が古い友を故郷に呼び戻しているのだ」と言う。】

大神通者は定めて大いなる苦痛に苛まる。家族と同胞皆失ひ、業障深い。旧日の忿怨を敵に、報ふることはなく、解放さるることもあらず。餓鬼の苦痛、万劫不滅。

【従って、強い力を持つものは必ず大きな苦痛に苛まれる。(夜叉が)全ての家族と同胞を失い、多くの罪業を溜め、心も永遠に憎しみに支配され続ける。古き日々が残った恨みと憎しみを敵としていれば、報いることがなく、解放されることもない。(このような苦難は)実に漂う餓鬼の苦痛であり、幾多の災難を経験しても、終わりを迎えることがないだろう。】

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