エスコフィエ

エスコフィエ
エスコフィエNameエスコフィエ
Title絢爛のフレーバー
Occupationフォンテーヌ
AssociationFONTAINE
RarityRaritystrRaritystrRaritystrRaritystrRaritystr
WeaponWeapon Polearm
ElementElement Cryo
Day of Birth8
Month of Birth6
Vision (Introduced)
Constellation (Introduced)ピエス・モンテ座
Chinese Seuyu蔡海婷
Japanese Seuyu佐藤聡美
English SeuyuEmily Cass
Korean Seuyu손정민
Descriptionフォンテーヌに名を馳せる「元ホテル・ドゥボールのシェフ」。「カーネル・デセール」の肩書きを持つ「科学料理」の先駆者でもある。料理に関する要求が非常に高い。
Character Ascension Materials
哀切なアイスクリスタル·砕屑
哀切なアイスクリスタル·欠片
哀切なアイスクリスタル·塊
哀切なアイスクリスタル
秘源の蓄圧機
蒼晶螺
整合の歯車
機構の平歯車
奇械のコア歯車
Skill Ascension Materials
「正義」の教え
「正義」の導き
「正義」の哲学
蝕滅の焔角
知恵の冠

Table of Content
Stats
Skills
Skill Ascension
Related Items
Gallery
Sounds
Quotes
Stories

Stats

LvHPAtkDefCritRate%CritDMG%Bonus CritRate%MaterialsTotal Materials
1103927.056.965.0%50.0%0%
20269570.04147.755.0%50.0%0%
哀切なアイスクリスタル·砕屑1
0
蒼晶螺3
整合の歯車3
モラ20000
哀切なアイスクリスタル·砕屑1
0
蒼晶螺3
整合の歯車3
モラ20000
20+358693.18196.595.0%50.0%0%
405366139.43294.165.0%50.0%0%
哀切なアイスクリスタル·欠片3
秘源の蓄圧機2
蒼晶螺10
整合の歯車15
モラ40000
哀切なアイスクリスタル·砕屑1
0
蒼晶螺13
整合の歯車18
モラ60000
哀切なアイスクリスタル·欠片3
秘源の蓄圧機2
40+5999155.88328.865.0%50.0%4.8%
506902179.34378.355.0%50.0%4.8%
哀切なアイスクリスタル·欠片6
秘源の蓄圧機4
蒼晶螺20
機構の平歯車12
モラ60000
哀切なアイスクリスタル·砕屑1
0
蒼晶螺33
整合の歯車18
モラ120K
哀切なアイスクリスタル·欠片9
秘源の蓄圧機6
機構の平歯車12
50+7747201.27424.625.0%50.0%9.6%
608659224.98474.635.0%50.0%9.6%
哀切なアイスクリスタル·塊3
秘源の蓄圧機8
蒼晶螺30
機構の平歯車18
モラ80000
哀切なアイスクリスタル·砕屑1
0
蒼晶螺63
整合の歯車18
モラ200K
哀切なアイスクリスタル·欠片9
秘源の蓄圧機14
機構の平歯車30
哀切なアイスクリスタル·塊3
60+9292241.42509.335.0%50.0%9.6%
7010213265.34559.85.0%50.0%9.6%
哀切なアイスクリスタル·塊6
秘源の蓄圧機12
蒼晶螺45
奇械のコア歯車12
モラ100K
哀切なアイスクリスタル·砕屑1
0
蒼晶螺108
整合の歯車18
モラ300K
哀切なアイスクリスタル·欠片9
秘源の蓄圧機26
機構の平歯車30
哀切なアイスクリスタル·塊9
奇械のコア歯車12
70+10846281.79594.55.0%50.0%14.4%
8011777305.98645.535.0%50.0%14.4%
哀切なアイスクリスタル6
秘源の蓄圧機20
蒼晶螺60
奇械のコア歯車24
モラ120K
哀切なアイスクリスタル·砕屑1
0
蒼晶螺168
整合の歯車18
モラ420K
哀切なアイスクリスタル·欠片9
秘源の蓄圧機46
機構の平歯車30
哀切なアイスクリスタル·塊9
奇械のコア歯車36
哀切なアイスクリスタル6
80+12410322.43680.235.0%50.0%19.2%
9013348346.81731.665.0%50.0%19.2%

Skills

Active Skils

キッチンスキルキッチンスキル
通常攻撃
槍による最大3段の連続攻撃を行う。

重撃
一定のスタミナを消費し、斬り上げ攻撃を発動する。

落下攻撃
空中から落下し地面に衝撃を与える。経路上の敵を攻撃し、落下時に範囲ダメージを与える。
Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5Lv6Lv7Lv8Lv9Lv10Lv11Lv12Lv13Lv14Lv15
1段ダメージ51.55%55.75%59.94%65.94%70.13%74.93%81.52%88.12%94.71%101.9%109.1%116.29%123.48%130.68%137.87%
2段ダメージ47.59%51.47%55.34%60.88%64.75%69.18%75.26%81.35%87.44%94.08%100.72%107.36%114%120.64%127.28%
3段ダメージ33% + 40.33%35.69% + 43.62%38.37% + 46.9%42.21% + 51.59%44.89% + 54.87%47.96% + 58.62%52.19% + 63.78%56.41% + 68.94%60.63% + 74.1%65.23% + 79.73%69.84% + 85.36%74.44% + 90.98%79.05% + 96.61%83.65% + 102.24%88.25% + 107.87%
重撃ダメージ115.41%124.81%134.2%147.62%157.01%167.75%182.51%197.27%212.04%228.14%244.24%260.35%276.45%292.56%308.66%
重撃スタミナ消費252525252525252525252525252525
落下期間のダメージ63.93%69.14%74.34%81.77%86.98%92.93%101.1%109.28%117.46%126.38%135.3%144.22%153.14%162.06%170.98%
低空/高空落下攻撃ダメージ127.84% / 159.68%138.24% / 172.67%148.65% / 185.67%163.51% / 204.24%173.92% / 217.23%185.81% / 232.09%202.16% / 252.51%218.51% / 272.93%234.86% / 293.36%252.7% / 315.64%270.54% / 337.92%288.38% / 360.2%306.22% / 382.48%324.05% / 404.76%341.89% / 427.04%
ミ・キュイミ・キュイ
「料理」の真髄を目撃せよ!一回押しと長押しによって、フォンテーヌが誇る料理の腕をそれぞれ披露する。

一回押し
「チルド」モードでマルチスペクトル調理マシナリーを起動し、周囲の敵に氷元素範囲ダメージを与える。

調理マシナリー・チルドモード
フィールド上キャラクターと共に移動し、一定時間ごとに付近の敵に向かって「フローズン・パフェ」を発射して氷元素ダメージを与える。

アルケー:ウーシア
エスコフィエが「チルド」モードで調理マシナリーを起動する際、迸発の刃を召喚してウーシアを帯びた氷元素範囲ダメージを与える。一定時間ごとに発動が可能。

長押し
{LINK#N11120002}「アドリブ・クッキング」モード{/LINK}でマルチスペクトル調理マシナリーを起動する。
Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5Lv6Lv7Lv8Lv9Lv10Lv11Lv12Lv13Lv14Lv15
スキルダメージ50.4%54.18%57.96%63%66.78%70.56%75.6%80.64%85.68%90.72%95.76%100.8%107.1%113.4%119.7%
フローズン・パフェのダメージ120%129%138%150%159%168%180%192%204%216%228%240%255%270%285%
チルドモードの継続時間20秒20秒20秒20秒20秒20秒20秒20秒20秒20秒20秒20秒20秒20秒20秒
迸発の刃のダメージ33.6%36.12%38.64%42%44.52%47.04%50.4%53.76%57.12%60.48%63.84%67.2%71.4%75.6%79.8%
迸発の刃の間隔10秒10秒10秒10秒10秒10秒10秒10秒10秒10秒10秒10秒10秒10秒10秒
一回押しクールタイム15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒
長押しクールタイム6秒6秒6秒6秒6秒6秒6秒6秒6秒6秒6秒6秒6秒6秒6秒
デコ・デコパージュデコ・デコパージュ
卓越した包丁さばきを披露し、氷元素範囲ダメージを与え、周囲のチーム全員のHPを回復する。回復量はエスコフィエの攻撃力によって決まる。
Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5Lv6Lv7Lv8Lv9Lv10Lv11Lv12Lv13Lv14Lv15
スキルダメージ592.8%637.26%681.72%741%785.46%829.92%889.2%948.48%1007.76%1067.04%1126.32%1185.6%1259.7%1333.8%1407.9%
回復量攻撃力172.03% + 1078.53攻撃力184.93% + 1186.39攻撃力197.84% + 1303.25攻撃力215.04% + 1429.1攻撃力227.94% + 1563.93攻撃力240.84% + 1707.75攻撃力258.05% + 1860.57攻撃力275.25% + 2022.37攻撃力292.45% + 2193.16攻撃力309.66% + 2372.94攻撃力326.86% + 2561.7攻撃力344.06% + 2759.46攻撃力365.57% + 2966.21攻撃力387.07% + 3181.94攻撃力408.58% + 3406.67
クールタイム15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒15秒
元素エネルギー606060606060606060606060606060

Passive Skills

アドリブ・キュイジーヌアドリブ・キュイジーヌ
長押しで元素スキル{LINK#S11122}ミ・キュイ{/LINK}を発動するとき、「アドリブ・クッキング」モードでマルチスペクトル調理マシナリーを起動する。

調理マシナリーのアドリブ・クッキングモード
・フィールドに調理マシナリーを設置。調理マシナリーは元素攻撃を吸収する。吸収した元素エネルギーがMAXに達すると、エスコフィエが事前に中に仕込んだ食材が美味しい料理へと変わる。
・新しい食材を仕入れるのには時間がかかる。エスコフィエは毎週、この方法で一定数の料理を作ることができる。料理の制作可能回数は毎週月曜日の4:00にリセットされる。
美食は良薬に勝る美食は良薬に勝る
元素爆発{LINK#S11125}デコ・デコパージュ{/LINK}を発動した後、エスコフィエは継続時間9秒の「ヒーリング・ディッシュ」効果を獲得する。1秒ごとに、周囲のフィールド上キャラクターのHPを回復する。回復量はエスコフィエの攻撃力138.24%分に相当する。
シーズニングの中の閃きシーズニングの中の閃き
チーム内に水元素または氷元素のキャラクターが1/2/3/4名いる時、エスコフィエの元素スキル{LINK#S11122}ミ・キュイ{/LINK}もしくは元素爆発{LINK#S11125}デコ・デコパージュ{/LINK}が敵に命中時、その敵の水元素耐性と氷元素耐性が、それぞれ-5%/10%/15%/55%、継続時間12秒。

Constellations

味覚咲かす オードブルの円舞味覚咲かす オードブルの円舞
チームにいる4名のキャラクターの元素タイプが水元素または氷元素の時、エスコフィエの元素スキル{LINK#S11122}ミ・キュイ{/LINK}または元素爆発{LINK#S11125}デコ・デコパージュ{/LINK}発動後の15秒間、周囲のチーム全員が氷元素ダメージを与える時の会心ダメージ+60%。
固有天賦「シーズニングの中の閃き」を解放する必要がある。
濃厚ポトフの芸術濃厚ポトフの芸術
エスコフィエが{LINK#N11120001}「チルド」モード{/LINK}で調理マシナリーを起動する時、継続時間15秒の「即席スペシャリテ」効果を獲得する。継続期間中、エスコフィエは「冷製料理」効果を5層獲得する。周囲のフィールド上キャラクター(エスコフィエを除く)の通常攻撃、重撃、落下攻撃、元素スキルまたは元素爆発が敵に氷元素ダメージを与えると、「冷製料理」を1層消費して与えるダメージをエスコフィエの攻撃力240%分アップする。
一回の氷元素ダメージが同時に複数の敵に命中した場合、命中した敵の数に応じて「冷製料理」の層数が消費される。
魔法のキャラメリゼ魔法のキャラメリゼ
元素スキル{LINK#S11122}ミ・キュイ{/LINK}のスキルLv.+3。
最大Lv.15まで。
ローズマリーの秘伝配合ローズマリーの秘伝配合
{LINK#P1122101}ヒーリング・ディッシュ{/LINK}の継続時間+6秒。継続期間中、ヒーリング・ディッシュによる回復効果が発動すると、エスコフィエの会心率に相当する確率で回復量が100%アップし、エスコフィエの元素エネルギーを2ポイント回復する。ヒーリング・ディッシュ継続期間中、この効果は最大7回まで発動可能。
固有天賦「美食は良薬に勝る」を解放する必要がある。
サウザンドソース・ シンフォニーサウザンドソース・ シンフォニー
元素爆発{LINK#S11125}デコ・デコパージュ{/LINK}のスキルLv.+3。
最大Lv.15まで。
虹色パティスリーの茶話虹色パティスリーの茶話
{LINK#N11120001}調理マシナリー・チルドモード{/LINK}が強化される。
・フィールド上にいるチーム内の自身のキャラクターの通常攻撃、重撃または落下攻撃が敵に命中すると、調理マシナリー・チルドモードは追加でスペシャル・フローズンパフェを1つ放ち、エスコフィエの攻撃力500%分の氷元素範囲ダメージを与える。このダメージは元素スキルダメージと見なされる。
この効果は0.5秒毎に1回のみ発動でき、調理マシナリー・チルドモード継続期間中、最大6回まで発動可能。

Skill Ascension

Sounds

Quotes

Audio Language:
TitleVoiceOver
初めまして…
世間話・音楽
世間話・包丁さばき
世間話・鋭い感覚
雨の日…
雨上がり…
雪の日…
晴れの日…
おはよう…
こんにちは…
こんばんは…
おやすみ…
エスコフィエ自身について・不羈
エスコフィエ自身について・完全武装
* 好感度Lv.4後に解放
批評の資格について…
創作の真理について…
* 好感度Lv.6後に解放
「神の目」について…
* 好感度Lv.4後に解放
シェアしたいこと…
興味のあること…
* シナリオ「罪人の円舞曲」をクリア
フリーナについて・初対面
* 好感度Lv.4後に解放
フリーナについて・現状
* 好感度Lv.4後に解放
ナヴィアについて…
* 好感度Lv.4後に解放
シャルロットについて…
* 好感度Lv.4後に解放
シグウィンについて…
* 好感度Lv.4後に解放
リオセスリについて…
* 好感度Lv.4後に解放
リネットについて…
* 好感度Lv.4後に解放
「召使」について…
* 好感度Lv.4後に解放
エミリエについて…
* 好感度Lv.4後に解放
ヴァレサについて…
* 好感度Lv.4後に解放
香菱について…
* 好感度Lv.4後に解放
エスコフィエを知る・1
エスコフィエを知る・2
* 好感度Lv.3後に解放
エスコフィエを知る・3
* 好感度Lv.4後に解放
エスコフィエを知る・4
* 好感度Lv.5後に解放
エスコフィエを知る・5
* 好感度Lv.6後に解放
エスコフィエの趣味…
エスコフィエの悩み…
好きな食べ物…
嫌いな食べ物…
贈り物を受け取る・1
贈り物を受け取る・2
贈り物を受け取る・3
誕生日…
突破した感想・起
* 突破段階「1」で解放
突破した感想・承
* 突破段階「2」で解放
突破した感想・転
* 突破段階「4」で解放
突破した感想・結
* 突破段階「6」で解放
元素スキル・1
元素スキル・2
元素スキル・3
元素スキル・4
元素スキル・5
元素スキル・6
元素爆発・1
元素爆発・2
元素爆発・3
宝箱を開ける・1
宝箱を開ける・2
宝箱を開ける・3
HP低下・1
HP低下・2
HP低下・3
仲間HP低下・1
仲間HP低下・2
戦闘不能・1
戦闘不能・2
戦闘不能・3
ダメージを受ける・1
重ダメージを受ける・1
重ダメージを受ける・2
チーム加入・1
チーム加入・2
チーム加入・3

Stories

TitleText
キャラクター詳細優雅で精巧なフォンテーヌ料理は、テイワットの人々に長く愛されてきた。
そんなフォンテーヌ料理を代表する料理人と言えば誰か——グルメ評論家たちに聞けば、間違いなく「ホテル・ドゥボールの元シェフ」エスコフィエの名前が真っ先に挙がるだろう。
革新的調理理論の先駆者であるエスコフィエは、「科学料理」という分野の創始者である。科学的に抽出し、計量したうま味成分を用いて、鮮やかで洗練された奇跡の味覚体験をもたらすのだ。
評論家の間で、「保守派を戦慄させるヘルズ・シェフ」などと称されることもあるエスコフィエは、料理界に新しい風を吹かせ、さらには料理の進化に新たな方向性を示してくれる存在だ。業界全体のレベルを上げ、豪奢な美食のコストを下げ、多くの名物料理を大衆の食卓に普及させた彼女の功績は大きい。
同業者や教え子たちは、エスコフィエを指して「厳格なルールの化身」だと囁く。彼女の前では、一瞬たりとも手は抜けない——料理中、ほんの一瞬の不注意や気の緩みからミスでもしようものなら、氷の刃のように鋭く的確な指摘が飛んでくるのだ。全ての食材や調味料に敬意を払い、どの調理手順にも十二分の誠意を尽くして慎重に取り組まなければ、エスコフィエを頷かせることはできない。
そんなエスコフィエも、友人のナヴィア達から見れば優しく気配りのできる女の子だ。彼女はよく友人との雑談や、複雑な旋律で織りなされるオーケストラを通じて、料理のインスピレーションを探る。そして彼女とアフタヌーンティーを共にする者は、いつも思わぬ美味というサプライズを楽しむことができる…
エスコフィエにとって、過去の栄誉など眼中にない。どんな時も、その目に映るのは「今」の自分と「将来」の目標だけだ。
自分が心血を注いだ作品を食べた時も、ほんの一瞬の自己満足と陶酔に浸った後は、思考に耽り、一流の評論家でも気づけないような細かな欠陥を見つけ出すのである…
「最高の味には…まだまだ遠いわね!」
キャラクターストーリー1エスコフィエは物分かりの良い子供であった——それも、驚くほど幼いころからだ。
幼児期から、彼女の味覚は鋭かった。この体質と強い好奇心は、激しい化学反応をもたらした。
まだ小さい頃、両親がほんの少し目を離した隙に、キッチンにある食材と調味料を全て味見し、甘味、塩味、酸味、辛味を味が薄い順から濃い順に並べて、どの味が好きか母親に身振り手振りで伝えたこともある。
他の子供たちが無邪気に遊んでいる間も、エスコフィエは「焼き上がりから時間が経ったパン」を見分けるのに忙しく、小さな手を振り回したり、しきりに瞬きをしたりして見せて、美味しくなくなったパンを「焼きたてのパンに交換して」と一生懸命アピールした。母親はそれをおかわりと勘違いし、微笑みながらナイフでパンを手際よく何枚かスライスし、濃厚なスープをよそった…
エスコフィエの家は、パンが多少古くなったからといって捨てるような贅沢ができる家庭ではない。そうして、エスコフィエは二歳にして海塩やバター、砂糖、そしてコショウを使って食事の味を調えることを覚えた。
その様子を見て、娘の才能に気づいた料理人の両親は、娘により多くの調味料を与え、才能を自由に発揮する場を与えた。
詩や歌、芸術の美学を学ばせる傍ら、両親はエスコフィエに食の歴史を伝えた。料理人という仕事の重要性を意識させ、「コックコートの白さは美しい雪羽ガンの白さ」としっかり教え込んだのだ。
エスコフィエはすぐに「食」の世界に浸るようになった。自ら進んで両親の仕事場について行き、レストランの一番静かな隅に座っておとなしくしていた。好奇心旺盛なエスコフィエに味見させてやるために、両親はオーナーの許可を得て、料理を作るたびに少しずつサンプルを残しておいた。
エスコフィエにとって、これは真面目な「訓練」であった。
このおかげで、彼女の才能はさらに磨かれ、人々を驚かせるほどに成長することになる——
やがて彼女はどんな料理も、一口食べただけで二、三分のちには全ての食材と調味料をはっきりと見分け、各成分の量を推測できるようになった。
そして四歳の時…エスコフィエは決定的な一歩を踏み出した。味の研究や調整に留まらず、自身を満足させ、すべての人を感嘆させる料理を作ることを決めたのだ。
「今日の夕飯、私が作ってもいい?」
エスコフィエが初めて作ったのは、「トリプル・フィユタージュ」と呼ばれる、どちらかといえばマイナーな料理だった。カリッと揚げられたパイ生地に包まれた魚肉と鳥肉、内臓が、複雑な味の層を織りなす料理だ。
かなり作るのが難しく、各材料を正確に処理しなければ、様々な食材の風味を調和させることはできない——少しでも油断すれば、舌に苦行を強いる物体となり果ててしまうのである。
エスコフィエはレシピ通りに食材と調味料の量や各手順の時間をきっちりと測り、小さな体で忙しなく動きまわって、真っ赤な顔で充実した二時間を調理につぎ込んだ…
この拙い試みの結果、輝かしき傑作が出来上がった——ということはなかった。おとぎ話のようにはいかないものである。
出来上がった料理を食べた両親は何度も頷き、大いに喜びながら、心の底からエスコフィエを褒めた。しかし夕食の後、エスコフィエは残しておいたサンプルを一人で食べて、眉尻を下げた。
それは到底、彼女自身を満足させられる出来ではなかったのだ。
「何かがちがう、ぜんぜんダメ…」
その夜、エスコフィエはなかなか寝付けず、何度も寝返りを打っていた。
「もしかして…食べた数が少なすぎた?それとも作った数?私が、丁寧に味付けしなかったから?」
「レシピ通りに作るだけじゃ…ぜんぜん足りない!」
これをきっかけに、エスコフィエには明確な目標ができた。
「もっといろんな料理を食べて、いろんな料理を知って、いつかみんながわっと驚くような料理を作るわ!」
* 好感度Lv.2後に解放
キャラクターストーリー2「いろんな料理を知る」という至ってシンプルな目標は、莫大な出費を伴うものだった。
家計に負担をかけないようにと、エスコフィエは幼いうちから大冒険に出た——
あえて両親の知り合いを避けて、ほどほどに評判のいいレストランを探し、そこでなんとか見習いとして厨房でお手伝いをさせてもらえるように事を運んだのである。
一つ一つの調理の過程を観察し、重要な工程を手伝うことで、エスコフィエは様々な料理の、調理過程における難所を把握した。
顧客から料理に関してクレームが入ったときには、エスコフィエはキッチンに残されたサンプルを味見して、記憶にあるシェフの調理方法と照らし合わせて細かく分析した。
調理において、ミスは付き物だ。コンロ周りで起きるアクシデントは、レシピ本や教科書を読むだけでは予測しきれないものばかりだった。
レストランの料理人たちは、エスコフィエがあまりに幼いため、たとえ鍋をひっくり返したとしてもしょうがないと思っていた。
ところがエスコフィエは、シェフたちに手加減しないでほしいと伝えた。冷酷な言葉も胸に突き刺さる指摘も、すべてそのまま受け入れる覚悟だったのだ。
——怒られるのが嫌なら、同じ間違いを犯さなければいいのよ。
エスコフィエは掴みどころのない「間違い」を素早く記憶し、それらを自分の「経験」として積み重ねた。
そうして調理に対する理解度をぐんぐん上げていき、わずか半年後には店内の主だったメニューを一人で作れるようになっていた。
やがて、背丈がコンロほどしかない小さな見習いは、自分の体重の半分ほどもある重い調理器具を器用に振り回して、素晴らしい料理を作り出せるようになった——
その熱意に感動した店主は、エスコフィエを「小さなコックさん」として認め、彼女に正式な店員と同等のおこづかいを渡してくれるようになったのだった。
エスコフィエがここで稼いだモラのほとんどは、「名物料理の吟味」に注ぎ込まれた。
休みの日には両親を誘ってフォンテーヌ廷の有名レストランを巡り、その店で最も美味しいと評判の料理を味わった。
両親が高級料理の斬新な食感に驚いている間も、エスコフィエは食材の処理方法について分析し、次々と湧き出るインスピレーションを記録し続けた。
美食を食べれば食べるほど料理の腕は上達し、おこづかいの金額も増えた。そして貯まったモラを使って、また美味しい料理を食べる…エスコフィエはこの上達サイクルに、夢中になって取り組んだ。
しかし一つだけ、今もその本当の味わいを知ることができない、幻の美食があった。
百年前に一世を風靡した「ドゥボールケーキ」である。このケーキは、製作者であるドゥボールレストランの初代料理長が早逝したことにより、幻の一品となっていた。
断片的な資料を辿ってその味を蘇らせようとする者も多く、フォンテーヌの美食界で大きな波紋を呼んだ再現品も少なくなかった。
エスコフィエはそれらを一つ一つ味わってみた。しかし…どれも確かに美味しかったが、食べた後はいつも、もどかしく残念な気持ちが付きまとった。伝説のスイーツは、本当にこの程度だったのだろうか?
エスコフィエが五歳の誕生日を迎える頃、棘薔薇の会のシェフによる再現品が発表された。それは当時の味に極めて近いという噂だった。
棘薔薇の会はホテル・ドゥボールを何日か貸し切って、盛大な試食会を開催した。そして、その開始日はなんと、ちょうどエスコフィエの誕生日当日だった——!
しかし、ケーキは毎日16個しか提供されず、それも全て各界の名だたる人物たちによって早々に予約が埋まってしまう。どれだけ食べたくても、彼女がその味を知ることはかなわないのであった…
それでもエスコフィエは、伝説のケーキの色や香り、形を見るだけでも何か収穫があるかもしれないと思い、五歳の誕生日、両親にホテル・ドゥボールへ連れて行って欲しいと懇願した。
それは思いもよらぬ結果を呼んだ。その日、レストランの前で、美しいフォーマルハットが悪戯な風に運ばれて、くるくると舞いながらエスコフィエの手中に落ちた。
エスコフィエは茫然と辺りを見回して、帽子から漂う情熱に満ちたバラの香りを辿り——ようやくその帽子の持ち主らしき、焦る少女を見つけたのであった。
エスコフィエに感謝を伝えるため、少女ナヴィアはシェフが自分のために残してくれていたケーキを彼女に譲り、彼女を夢見た味へと誘った。
「…本当にいいんだって!あのね、こっそり教えてあげる…」大人たちに気づかれないように、ナヴィアは声をひそめて躊躇うエスコフィエに言った。「あたし、何回も盗み食いしてるけど…マカロンのほうが美味しいんだから!」
ついに好奇心が礼節と遠慮を上回り、エスコフィエは我慢できずにケーキを口に運んだ。
ケーキは確かに美味しかったが、極上とは言えなかった。自分が食べた他の再現品に勝る部分はあれど、至らない部分もあったのだ。
しかし、これは出来たばかりの友達からの貴重な贈り物であり、彼女に仕えるシェフの作品でもある…正直に評価をしていいものだろうか?
「どう?美味しかった?正直に答えてね!」
エスコフィエの迷いを打ち消したのは、この一言だった。友人の前、美食の前では、嘘など必要ないはずだ。
エスコフィエは、その先十数年とまったく同じ誠実さで、厳しい評価を下した。
「……確かに、まずまずね。」
* 好感度Lv.3後に解放
キャラクターストーリー3「美味しい」料理と「人々を虜にする」料理…この二つの評価の間には、言葉の印象よりも遥かに残酷な隔たりがある。
エスコフィエはこの何年か食べてきた再現品を真剣に分析して比較を重ねた末に、自ら夢見た「ドゥボールケーキ」を作り出すことに決めた。
この逸品への挑戦を足掛かりに、至高の料理の世界に足を踏み入れたのだ。
レシピを全く知らないエスコフィエは、珍しい食材を使わずに、少しずつ味わいを「組み立て」ていくことで、このレシピに迫るしかなかった。
既存のレシピを参考にやり方を学び、それを改良するのは、すでにある有名建築をもう一度建築して、少し違った装飾を施すようなものだ。
一方で、エスコフィエは、建築物をゼロから再設計して作り上げようとしたのである。
一つでも予想外の風味を放つものがあれば、あるいはわずかでも入れる量を間違えれば…味覚の高楼は崩れてしまい、すべてを最初からやり直すことになる。
修練のため、エスコフィエはレストランでの仕事をこなす傍ら、独自の「オーダーメイド」サービスを始めることにした。お客さんから提供された食材と要望に応じて、メニューにない料理を作るのである。
この仕事はエスコフィエを同じ料理を作り続けるコンフォートゾーンから脱却させ、予想外のニーズにも応えられる対応力を身につけさせた。実戦の中でさまざまな食材に触れ、新しい組み合わせを試し続けることで、食材の「持ち味」と「隠れた風味」を最大限に引き出せるようになったのだ。
経験を積み重ねながら、瞬く間に数年が過ぎ去った。この間、エスコフィエは少しづつ食材の「うま味スペクトグラム」を書き出していき、独自の流派を確立していった。
彼女はこの流派を「科学料理」と名付けた。特定の食材にこだわらず、それぞれの食材が持つベースの風味に基づいて厳密に量を定め、一つ一つの調理手順が調理器具内で引き起こす連鎖反応をきっちりと導くことで、細かな風味から全体の風味を構築するアプローチを目指したのである。
エスコフィエはやっと自分がスタートラインに立ったように感じた。ここからは、全力で至高の料理を開発し、高みに向かって邁進するのみだ。
表舞台に躍り出た「科学料理」の手法を用いて、エスコフィエはついに人々を虜にするスイーツを作り上げた。
そして——オーダーメイドで得ていた評判のおかげで、彼女の新作ケーキは発売されるや否や、フォンテーヌで爆発的にヒットしたのだ。
この情報はフリーナの耳にも届いた。フリーナはある日、公演の合間にふらりとエスコフィエのレストランを訪れ、人気のスイーツを味わおうとした…
フリーナの登場に客は驚き、食事をしていた人々は思わず手を止めた。料理人たちも手が震え、調理に集中できなくなった。
ところが、エスコフィエだけは少しのあいだ動揺を見せた後、すぐに落ち着きを取り戻し、フリーナに対して誠実かつ優雅に挨拶した。そしててきぱきとオリジナルのスイーツを仕上げ、提供したのだった。
エスコフィエの目から、フリーナは特別な感情を読み取った…
熱意…いや、陶酔というべきだろうか。
フリーナには、この若き料理人がずっとチャンスを待ち望んでいたように見えた。それもそのはず——どの料理も、エスコフィエの技術を遺憾なく発揮して作ったものなのである。彼女は今、スポットライトを浴びたかのように、水神フリーナの反応を心待ちにしていた。
フリーナは好奇心と共にカトラリーを手にとった。その「ガトー・オ・ミュゲ」は、素晴らしい出来栄えだった。オーケストラのように重厚な味わいが舌の上で軽やかに踊る——極上のハーモニーに、彼女は思わず陽気な旋律を口ずさんだ。
食べ終わった後、フリーナは言葉を尽くして称賛した。そして、この素晴らしい甘味が如何にして作られたかを細かく尋ねると、立ち去る前に二度もエスコフィエの名前を確認していった…
その夜、エスコフィエは一晩中眠れなかった。突然、水神からの称賛を受けることになるなんて、全てが夢のようで、現実味がなかったのだ…
こんな夢を、また見ることができるのだろうか?
答えはすぐに訪れた——翌日、パレ・メルモニアから届いた特別招聘状がエスコフィエの机に現れたのだ。
……
数年後、フリーナはとあるお茶会でエスコフィエとの出会いについて振り返り、改めて彼女の落ち着き払った佇まいに感嘆を表した。
それを聞いたエスコフィエはかえって動揺し、当時の心境を正直に口にした。
「実はあの時、本当は頭が真っ白で…スイーツは完全に本能で作ったんですわ。」
* 好感度Lv.4後に解放
キャラクターストーリー4「エスコフィエ、キミは僕にサプライズをくれた。スイーツにおいて唯一無二の才能を見せてくれた。キミに勝るパティシエはいない…」
「…したがって、キミを僕専属の『カーネル・デセール』に任命する!」
パレ・メルモニアの応接室で、フリーナはエスコフィエに丁寧に縫製されたコック帽を被せ、料理人界における唯一無二の称号と共に、自らデザインした記念バッジを授与した。
エスコフィエは最高の激励を得た。まるで本当にフリーナの軍隊の前に立つ大佐になったかのような気分だった。心の底から湧き上がる熱い気持ちは、さらなるモチベーションとなった。
エスコフィエの決意にも、このとき変化があった——それは、フリーナを満足させる新作を、これからも生み出し続けたいという渇望であった。
しかし予算を節約するため、パレ・メルモニアにはまともな厨房が併設されておらず、簡単な料理を作ることしかできなかった。これでは、エスコフィエの腕前を十分に発揮することはできない。
そのため、エスコフィエは今まで通り民間のレストランの厨房でフリーナのためのデザートを作って盛り付け、完璧に梱包した後、崩れないようにフリーナのテーブルに届けなければならなかった。
そんな彼女にホテル・ドゥボールは救いの手を差し伸べた。シェフと対等の「テクニカル・シェフ」という名目上の地位を彼女のために創設し、高級食材を自由に使えるようにした。この計らいのおかげで、エスコフィエはそれまでよりも容易くフリーナに最高の料理を捧げることができるようになった。
実のところ、これは双方にとってメリットだらけの策であった。エスコフィエが最高の設備と食材を手に入れられる点は触れるまでもないが、ホテル・ドゥボール側も、彼女に場所を提供することによって、完成スイーツに「メイド・イン・ホテル・ドゥボール」というラベルを張ることができる——これにより、フォンテーヌにおけるホテル・ドゥボールの地位をさらに高められるだろうという思惑があった。
ところが、エスコフィエがただのパティシエではないという点については、ホテル・ドゥボールの計算外だった。エスコフィエはそんじょそこらの料理人よりも遥かに多くの料理を作ることができたのである。フリーナも一日三食クリームやジャムばかりを食べ続けるわけではなく、「カーネル・デセール」が普通の食事を作る機会もたびたび訪れた。
この時こそ、エスコフィエが自らの才能を完全に解き放ち、料理の腕を磨き上げるチャンスであった。
エスコフィエはホテル・ドゥボールの各種定番メニューを見事に再現した。その出来は、文句のつけようがないものであった。さらに彼女は、多くの失われたレシピの復元や既存レシピの改良を行った。
当時のシェフは実力主義の人間で、すでに後継者の目星をつけていたが、その人物を遥かに凌ぐと思われるエスコフィエが現れたため、二人に平和的な勝負をさせることにした。
エスコフィエはその期待に応え、一見シンプルで目立たないが、調理過程に数多くの難所がある逸品「砂をさらう白波」を披露し、元々の後継者を納得させた。
こうして彼女は、ホテル・ドゥボール史上最も若い料理長となった。エスコフィエのシンボルであった、フリーナがデザインしたあの記念バッジは、いつしか「最先端グルメ」のトレードマークとなっていった。
彼女の指導の下、ホテル・ドゥボールの料理人たちはそれまでの限界を突破し、すべての料理の品質を最も厳しい評論家ですら瑕疵を見つけられないほどに向上させた。
就任からわずか半年で、エスコフィエの名声はピークに達した。フォンテーヌの美食界で、ドゥボールレストランの創始者「天才」モデスト以降最も優秀な料理人として讃えられたのである。
しかし、この世にすべてがうまくいくおとぎ話などない。エスコフィエの人生においても、それは例外ではなかった。
ホテル・ドゥボールで働くようになって、彼女は自分がスランプに陥ったことに気づいたのだ。
客はそれぞれ独自の「食文化」を持つ。これは時間や歴史、周囲の環境などの要素が絡み合って形作られた「慣性」のようなもので、エスコフィエが一人でこの「慣性」に対抗することは不可能である。
例えば、紳士淑女が煌びやかなカトラリーを手にフィッシュアンドチップスを食べることはないし、懐に余裕のない労働者が上等なフォアグラを楽しむことはできない…
それゆえ、エスコフィエがホテル・ドゥボールの厨房で作る料理は長らく、このレストランの常連客の口に合うものに限られていた。
また、レストランの人気が急上昇したことで仕事量は倍増し、キッチンの人員管理とメニューの品質確保はエスコフィエにとって、大きな負担となった。
取り巻く環境のすべてが、彼女の味覚スペクトルの制作に対する足枷になってしまったのである。
しかし…せっかく手に入れたシェフの肩書きや恵まれた調理環境を捨ててまで、前途の見えない目標を追い求めるべきだろうか?
エスコフィエが答えを出す前に、とある事故が起こった。
ホテル・ドゥボールの食材に危険な禁制品「ルミリネ」が混入していたのである。ホテルは非難の的となり、厨房内には不安が渦巻いた。
エスコフィエは、どういう事情であれ、監督不行き届きの責任はシェフであるエスコフィエ自身にあると判断した。そして、自らがすべての責任を負い審判を受けることでホテル・ドゥボールの看板を守り、混乱を収めたのだった。
あらゆる疑問と苦悩は、しばらくの間彼女自身と共に、深い海の底へ持ち込まれることとなった…
* 好感度Lv.5後に解放
キャラクターストーリー5水神フリーナから直々に任命を受けた「カーネル・デセール」であり、尊敬のまなざしを一身に集める伝説の料理人であったエスコフィエは、悪質な事故に巻き込まれ、一転して「メロピデ要塞の罪人」に堕ちることとなった…
普通ならば、あまりの落差にショックで立ち直れなくなるところだろう…
しかし、エスコフィエがピンチに怯むことはなかった。むしろ、試練が危険であればあるほど、かえって冷静になれた。メロピデ要塞での短い生活はエスコフィエに「落ち着き」を与えたのだ。のちに彼女は冗談まじりに、この時期を自分の「修行前半期」と呼ぶ——
洗練された高級な美食は消え、口にできるのは特別許可食堂の質が安定しないメニューのみ。加重処罰とも言うべき「大当たり」に当たることすら多々ある生活はエスコフィエをとことん苦しめたが、そんな日々は彼女が新しい視点から「科学料理」改善の可能性を考えるきっかけともなった。
何かの味を再現しようとしたり、完成品を意識するのではなく、とにかく様々な組み合わせを試したいと思うようになったのだ。どんな食材にもポテンシャルがある。合理的に組み合わせれば今までにない食感をもたらし、もっと多くの可能性に気付けるようになるはずだ。
このモチベーションがあれば、水中での生活もそれほど辛くはなかった。しかし、一つだけ不満があった。
メロピデ要塞は時に真空のように静まりかえり、時に工場のように騒がしくなる。この環境は伸びやかな音楽が常に流れるホテル・ドゥボールとは比べ物にならなかった。音楽を愛するエスコフィエにとって、これは大きな悩みの種となった。
そこで、フリーナとナヴィアは、面会時に小さなレコードプレイヤーを差し入れた。恵みの雨を得たかのような気持ちで飽きるほど聞いたオーケストラを聞き直した彼女は、この音楽を聴きながら食べていた料理を思い出し、そこからインスピレーションを得られることに気づいた…
いつの間にか、牢に入れられるきっかけとなったルミリネ事件のことなど、どうでもよくなっていた。
メロピデ要塞を出た翌日、エスコフィエはナヴィア達友人を招いて投獄中に得たインスピレーションを証明した。規則正しいリズムで起伏に富んだメロディーを奏でるオーケストラのレコードを聴きながら、十数種類もの料理を作ったのである。どの料理も、歓声が沸き上がるほど美味であった。特にフリーナに贈られた新作「初霜のモン・オトンヌキ」はフリーナの心をすっかり捉え、思わず舞い踊るほどに感動させた。
その後、エスコフィエはホテル・ドゥボールには戻らず、ナヴィアの紹介を通じてサーンドル河のとある静かな酒場に移った。
そして彼女は「修行後半期」に入った。もう、料理と関係ないことに心を乱されることはない。
急な増水にさえ、エスコフィエが冷静さを欠くことはなかった。船に乗って避難する際にも、落ち着き払った様子ですべての調理器具と食材を包んで持ち出し、水が引いた瞬間、すぐに厨房に戻った…
エスコフィエの目標は、いまや「ドゥボールケーキ」を凌ぐデザートを開発し、フリーナに捧げることに留まらない。これまでの慣習的な料理の境界を突き破り、完全に消し去ることを目指しているのだ。
しかし、彼女は伝統に抗うのではなく、絵の具を調合するかのように新たなうま味成分を取り入れ、少しづつ革新をもたらそうとしている。
そしていつか、どんな規則にも縛られない味覚の世界を作り出し、庶民的料理を高級レストランにも並べられるよう仕立て上げ、高価な料理をもっと多くの人が楽しめるようにするのだ…
エスコフィエは「美味しさの頂点」を求め続ける。たとえ生涯をかけて辿り着けなくとも、歩みを止めるつもりはない。
これは時や場所にかかわらず至高の味を求める、永遠に終わることのない旅である。新しい調理方法のインスピレーションや食材を得た瞬間から、彼女の研究は始まっている。
エスコフィエはこれから直面するであろう試練について、よく理解していた。無限のインスピレーションが彼女の目に映し出す色は、雪羽ガンの翼の如き純白だ。それはきっと、味覚の山頂を彩る色と同じ色なのだろう——
* 好感度Lv.6後に解放
多目的調理マシナリーセット経験豊富な料理人は常に複数の食材を同時に処理する。「科学料理」の先駆者であるエスコフィエも例外ではなく、調理の際は、歯車より忙しなく動き回ることとなる。
さらに、他の料理人は「形ある」食材で味を調えるが、エスコフィエは料理をもっと根本的な「味覚のプロセス」を考えながら構築する。その結果、材料のさらに細かい切り分け、煮込み、精製、純化といった複雑な過程を経る必要性が生じ、一般的な料理法よりも工程がおよそ六十も増えるのである。
そのためエスコフィエは、同時にこなせる仕事の限界を探る必要があった。調理を始める前に、楽曲演奏のように両手がそれぞれ処理すべき仕事を秒単位で分け、正式に調理を始める前にはリハーサルまで行った。
エスコフィエの調理過程は周囲の料理人たちから「キッチンのワルツ」と呼ばれるようになった。
しかし、しばらく経った頃、エスコフィエはハッと我に返った——
「私は役者じゃなくて、料理人なのに!」
そうして、エスコフィエは必要に応じて助手や便利な道具を取り入れるようになった。
彼女がフォンテーヌ科学院のエンジニアに協力を仰ぐようになったのは、「オーダーメイド」を受け付けていた時期からだった。エスコフィエは彼らと共に「試験型多目的調理マシナリーセット」を開発した。それが現在の彼女の右腕左腕である、「マルチスペクトル調理マシナリー」と「順応型運動シグナル応答補助マシナリー」である。
マルチスペクトル調理マシナリーは皿と鍋を足して二で割ったような構造をしており、ミネラルを分離する装置を基本に、原料の精密な計測や、正確な温度調節・湿度調節ができる機能も持っている。エスコフィエの手にかかれば、ほぼすべての調理器具の機能を発揮できる優れものだ。さらに、このマシナリーに作業手順をランダムに実行させることで、「お任せメニュー」のようなものも作れる。
エスコフィエはよくこの機能を用いて、今まで考えたこともない食材の組み合わせを試してみる。その結果、いい意味で驚かされることも、ひどい目に遭わされることもあった。
「順応型運動シグナル応答補助マシナリー」は「義肢」の技術を応用して造られている。事前に大量の動作を記録し、エスコフィエの出すコマンドに応じて操作を行うことができるのだ。エスコフィエはこれを背中に取り付けており、彼女の細かな調整によって、マシナリーは尻尾のように器用に動く。道具や食材を取り出したり、料理を運んだりしてくれる、非常に頼もしい存在だ。
ただ、この尻尾のような装置は時に感度がよすぎて、エスコフィエの微かな動きに誤反応することがある。作業状態を示すランプが、光りだしてしまうのだ。
こんなことになると知っていれば、エスコフィエはランプ機能を完全に取り払うようエンジニアに依頼していただろう。そうすれば、自分の気持ちがマシナリーにバラされてしまうこともなかったはずだ…
* 好感度Lv.4後に解放
神の目エスコフィエは燃える炎よりも、冷たい氷を好む。
「温度を下げる」ことは「温度を上げる」ことよりも難しい技術だからだ。
低温は食材の味を保つ鍵である。食材を鍋に入れる瞬間まで、更には食事が提供される瞬間まで、「鮮度」をいかに保つかというのは非常に重要だ。
品質の高い氷を安定的に入手するためにエスコフィエは様々な手段を講じた。
霧氷花の冷気は悪くないが、影響範囲が限られているうえ、少ししか温度を下げることができない。一方、化学製品を利用して冷却するコストは恐ろしいほど高く、ホテル・ドゥボールの財力をもってしても賄えない。フォンテーヌ科学院のマシナリーも、半永久的に低温を維持することはできない…
そこで、エスコフィエは言い伝えにある「謎の冷媒」を探しにドラゴンスパインへ赴いた。
分厚いコートとマフラーに身を包み、重い荷物を背負い、何の変哲もない鉄尖槍を手に、ドラゴンスパインを十数日ほど彷徨ったのである。
しかし、槍が壊れるまで探しても、目標を見つけることはできなかった。魔物の襲撃で負った傷や凍傷のせいもあり、結局彼女は収穫のないまま、手ぶらで踵を返すことになった…
帰路の途中、エスコフィエは不思議な氷元素生物「ダレット」の噂を耳にした。そのことはエスコフィエの悔しさを増幅させ、「冷媒」への渇望は、料理の腕前を上げることに次ぐ執念となった。
新しい食材を探して、一人ナタへと旅立ったこともあった。暑い気候に耐え切れず、気分が悪くなったエスコフィエは何度も地図を読み間違え、危険地帯に迷い込んでしまった。
泣きっ面に蜂とはまさにこのことで、何とかいくつか目的の食材を見つけた後、彼女は「溶岩の像」を誤って呼び起こしてしまい、袋叩きに遭った。燃素による燃えるような痛みで気絶しそうになりながらも慌てて撤退したが、燃素爆弾の爆風に巻き込まれ、ついには地面に倒れ込んでしまった。
それでもエスコフィエは背負っていたカバンを固く抱きしめ、中にある調理器具や食材をなんとか守り抜いた。彼女の頭の中は、一つの「欲」でいっぱいだった——
氷、氷、氷…!
あとの記憶は、間違って度数の高いお酒を一気飲みした時のように曖昧だ。微かに覚えているのは、冷たい空気が背後から湧き出て、体に纏わりついていた炎を消したおかげで、魔物のエリアから撤退できたということだけだった。
しかし、貴重な食材を持ってフォンテーヌに帰り着いた時、エスコフィエは自分の背中に、冷たい光を放つ神の目がぶら下がっていることに気づいた。
尾を引いていたショックは一瞬にして驚きに塗り替えられ、全身の痛みが喜びで吹き飛んだ。
エスコフィエは「神の目」を自分の髪に結んだ。その冷たさで常に頭を冷やし、熱い炎の燃え盛るキッチンにいる時も、冷静さを保てるように…
また、彼女は「神の目」の助けを借りて、ようやく「いつでもどこでも食材を冷蔵保存する」という夢を実現した。さらに、元素力を本来使っていた「調理マシナリー」と組み合わせることで、大幅に戦闘力を上げ、食材探しの範囲も大いに広がった…
また、調理器具の調達も容易となった。氷元素によって形作られた包丁やレードルは非常に耐久性が高く、交換も容易だ。おかげでエスコフィエは、調理器具を持ち歩いたり洗ったりする煩わしさから解放された。
ただ、フォンテーヌ…ひいてはテイワットで最も氷の扱いを得意とする料理人であるにもかかわらず、エスコフィエはなぜかあまりアイスクリームやシャーベットを作らない…
もしかすると、いつか彼女はそれらを本気で研究し、いつでも作れるデザートを発明するつもりなのかもしれない。
* 好感度Lv.6後に解放

221 responses to “エスコフィエ”

  1. a lot of tattering here and nothing about her ER requirments, which should be helpful to understand

    Expand
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
  2. Yeah…alright. They’re running out of Cryo ideas. Why they’re not letting a 4* Cryo unit be a Cryo support for once is an odd choice. Two 5* Cryo supports weren’t enough.
    “So…y’all rolled for C2 Citlali.? Yeah…about that…”

      
    Expand
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    • another missed opportunity from a braindead fucking team
      at least she does a very good damage, but she is NOT a cryo SUPPORT, because the only thing she does is
      1) conditional to freeze teams
      2) it’s just shred

      she’s not “better than shenhe” (unfortunately) and plus she’s not from natlan, so she can’t take full advantage from CC set

      she’s good? she’s more than good
      BUT
      she could be much well rounded

      but this team is made of idiots and we know it, i give up and i’m slowly playing more and more games
      im sick to see this shit work

      Expand
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      • Yeah. Mark my word, by the time Nod Krai rolls in, they’ll go “oh shit, we gave everyone so much shred resistances mean nothing anymore! Everyone, meet Pingas, our brand new Unshreddable enemy class! Have fun! (And give us your money.)”

        Expand
        Votes0
        Votes0
        Votes0
        Votes0
        Votes0
      • What I meant was how Geo/Electro/Anemo have Gorou/Kujou Sara/Faruzan to buff their respective elements specifically as 4* characters, while Cryo just has Shenhe—a 5* who buffs the element. Mika could’ve been the 4* Cryo buffer, but they chose the Physical buffer niche for him. Lately they’ve been just opting for Hydro/Pyro resistance shred in 5* Cryo characters instead of just giving those two elements their own 4* buffers. Next, a Dendro 5* is somehow going to buff Cryo and/or shred Cryo resistance again (looking at whatever that IR buff is), and the next 4* Dendro will just buff Burgeon damage etc instead of Dendro damage itself.

        Not complaining at all. It’s just odd that they’ve suddenly stopped doing 4* element-specific buffers after doing four of them. But, then again…still no Hydro Claymore in sight. The only combination yet to be released.

        But, at the end of the day, new toy to pull for, unless they decide to lock her 55% shred behind cons.

        Expand
        Votes0
        Votes0
        Votes0
        Votes0
        Votes0
  3. Why they make escoffier kit looks like a Sub-DPS from her elemental skill? the multiplier looks so small compare to other sub-DPS charaxter multiplier.

    Also her BiS weapon don’t have energy recharge kit which mean she is energy issue (if her elemental skill don’t give instant elemental particles from casting the skill) and her heal is important if you want to use it with furina

      
    Expand
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    • It’s important to note how quickly attacks from Sub-DPS characters trigger.

      For example, Escoffier’s skill triggers a damage hit every second. On the other hand, Mavuika’s tap skill triggers every 2 seconds. Despite having nearly identical scalings (Escoffier’s skill at level 10 is 216% of attack, Mavuika’s is 230% of attack), Escoffier does almost double the raw damage due to attacks triggering twice as fast.

      In damage over time off field, Escoffier is among the best in the game. I’m not sure on exact numbers but I think only Emilie, Furina, and Yelan are even modestly stronger. And that is out of roughly 20 characters that I consider to be Sub-DPS units. So I would not describe it as “small”.

      In terms of her energy teams, Escoffier will likely be in team composition considering of either 3 Cyros + 1 Hydro or 4 Cyros. That should help quite a bit in getting the needing energy she needs to user her burst reliably.

      Expand
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
    • Golden troupe Is gonna be BiS

      for mainstat Atk atk healing with Furina or atk atk crit without

      dmg Is the best choice on circlet by far since you get 5+19.2+15 rate (base, ascension rate and cryo resonance)

      we have no data for now about ER requirements, but isnt gonna be High as Furina thanks to the 2nd/3rd cryo in the party that feed particles to her

      keep in mind that cryo dmg Is slightly worse or equal than atk%

      Expand
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      • With any 4 star weapon and fully levelled feather, ATK sands, and ATK goblet, she should have at the minimum 1800 ATK, which translates to 8000 healing for everyone on ult cast. When built properly she would have 2000~2700 ATK and her ult will heal 9000~10000 hp, which is usually enough unless her other three teammates are Furina, Neuv, and Layla.

        Note that with double hydro, Escoffier herself will have at least 21465 hp (at lv. 90 with lv. 20 flower), so she might not be able to overheal herself (for Furina’s passive) without healing bonus, which bodes ill for stacking fanfare, since the squishier teammates generally have similar max hp. So healing hat, or an unholy amount of ATK, or C1 on Furina which provides more incoming healing bonus (in particular the base 150 fanfare before it starts building up).

        Expand
        Votes0
        Votes0
        Votes0
        Votes0
        Votes0
  4. Shenhe is about to get power creeped. I mean, you can use Escoffier and Shenhe; don’t get me wrong, but from what their kit offers, Escoffier wins by a landslide.

      
    Expand
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    • wait, but it is not a direct power creep, they do not fit the same slot and provide different things. You cannot run Escoffier with anemo so it would probably fit that specific slot and their buffs are complimentary (at c0 at least). Shenhe provides 15% cryo dmg bonus, 15% bonus damage for a duration and a % of atk of per cryo proc (77% at rank 9) for x procs, while she should have in team an anemo character to provide the resistance shred – Escoffier just replaces the anemo character providing resistance shred (and can heal buff for furina).

      Expand
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
  5. I don’t get this character. Like, on “what were they thinking” level. So, what is this new 5* unit is bringing to the table huh?
    Button one, plays very pretty NA animations, does nothing else because she’s an off-field support, too bad.
    Button two, a cryo turret with full uptime that maybe hits harder than Fischl on a good day; oh, and it doubles as a Parametric Transformer, because why the fuck not?
    Button three, tosses out some area damage and a party heal, wow never saw that one before.
    And that’s our new limited 5* unit, everyone, break out your credit cards. I’ve seen 4*s with better kits than this. Oh wait, she also has a passive that shreds Res and scales off party comp without limiting it. So, they want me to roll for a 5* whose main contribution to the party is EXISTING? Are you for real?

      
    Expand
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    • I will tell you something many people knows: you can skip and not wishing for a character you dislike (read: dislike). It saves you more primogems for any new character in future that you like (read: like).

      If you dislike a new character, skip it, don’t pull. There will always be new character in future that you might like or dislike.

      Believe. I skipped many character I dislike before, and for many reasons.

      Expand
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      • Oh, go ahead and miss the point some more (read: my point). The question is not “should I roll for this char” (hell, that’s clear as day). The question here is “when the hell will MHY finally release something worth rolling for”. Because I got one meaningful addition to my roster in the entire region. Everything else so far is either fugly as hell or is shackled to an awful kit. Or both. This is rapidly approaching the point where gems simply have no meaning anymore, because everything you can get for them is either years obsolete or just plain awful. And now we get a glorified artifact set on legs at competitive prices… And no, I don’t trust the game enough to wait a year for another archon only to have them fuck up again. This company has more money than they know what to do with, and the quality of their main IP is going steadily down. That wasn’t the case before, and that’s unfortunate (read: very sad).

        Expand
        Votes0
        Votes0
        Votes0
        Votes0
        Votes0
        • I just feel you wanna vent and you chose this place lol. The natlan kits were some of the most spectacular ones we had in a long time. What do you even want from an off-fielder to do?

          She basically frees the anemo/healer slot for furina freeze comps, so you can have more versatility in those comps, womp womp. Imagine Furina+Escoffier in open world, you just sit there and watch the opponent slowly dying while they are unable to move due to the freeze lol. Usually freeze teams were underwhelming nowadays, having a lot of fixed slots (furina+healer+anemo for shred+main dps). Now you actually can have versatility in team comps – as someone that was a big fan of cryo in early versions, i cannot wait to experiment with her lol.

          Expand
          Votes0
          Votes0
          Votes0
          Votes0
          Votes0
        • And even if the majority of players don’t agree that version 5 has been full of unappealing characters, your experience is still valid and worth sharing/discussing. I don’t expect every character to appeal to everyone, but having a whole region full of unappealing characters can’t be anything but disappointing.

          I like the Natlan designs in a vacuum, but I am not a fan of them in the context of Genshin. They feel out of place, to say the least. I’ve skipped most of the version 5 characters, and will probably skip Skirk/Escoffier. Yeah Escoffier is strong, but I am not a fan of the “chef’s bridal lingerie” visuals, even if she’s only on-field for mere seconds per rotation.

          I’m sitting on a pile of saved wishes, waiting for good characters, and if I miss out on some Primogem rewards because IT or Abyss or this rumored endgame mode is overly indexed on Escoffier/Skirk, I’ll just make peace with it. Better to save 75-150 wishes than to spend them just to get a few hundred primogems. Meanwhile, I’ll just try to enjoy the parts of this game that are good: music, some events, exploring new areas… yeah that’s about it for me. And the rest of the time, I’m enjoying other games. Played quite a bit more in 2025 thanks to reducing my Genshin efforts.

          Expand
          Votes0
          Votes0
          Votes0
          Votes0
          Votes0
    • Are you a tourist?
      Beautiful NA animations on off-field characters happens a lot, they’ll have a C6 that makes NAs good. (e.g. Chiori, Furina, etc)
      Cryo turret deals a lot of damage, coupled with her passive that’s a gigantic RES debuff. Have you not seen how Chevreuse teams completely mog Dendro down into the gutter? Aggravate’s dead.
      Burst is to heal. Great that our debuffer brings a heal like Chevreuse.

      She’s incredible and will be meta defining.

      Expand
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
    • plays very pretty NA animations and does nothing else because they’re an off-field character is the name of the game for genshit

      Expand
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
    • recycle impact. game rated for 13 year olds. kids and retards actually prefer same press q, e switch out shit than different mechanics for different characters. plus it takes brains to innovate. so devs just change the visual and description. minimum effort = devs happy, retards and kids are the same. so win-win.

      Expand
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
  6. I’m kind of on the fence about this one. On one hand, Escoffier could be the push my Ayaka and Ganyu need to finally be good since, despite having 5-star weapons and both Shenhe and Kazuha to buff them, they don’t even come close to beating my Arlecchino team of her and three 4-stars in terms of damage.

    But on the other hand, she seems to be a dedicated support for Skirk and, honestly? I don’t care for Skirk at all. I was expecting her to look a LOT cooler considering what Childe says about her only for her to show up in Fontaine looking like a Star Rail character that’s barely a day older than the guy she trained from child(e)hood. I’ll just wait to see if Esco gets nerfed or something, I guess.

      
    Expand
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    Votes0
    • True! for current existing cryo, we don’t have many good (idk about wrio since i dun have him). So I’m really looking forward to skirk…many has been a fan of her and I’m one, but I’m so hoping for a new cryo meta! Nowadays, I only have ayaka and she struggles in both abyss or theater that design to use cryo.

      I use Xilo, Furina, Shenhe, and Ayaka…and if I replace Shenhe -> Benny and Ayaka to any pyro from 2.0, the team is stronger than Ayaka against their respective enemies.

      Still love Ayaka, but it’s frustrating to not full stars on first try (I’m too lazy to attempt many times)

      Expand
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      Votes0
      • Damn, really? Guess that means there probably isn’t much hope for Skirk unless she’s just DISGUSTINGLY overpowered.

        Expand
        Votes0
        Votes0
        Votes0
        Votes0
        Votes0

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

TopButton