Table of Content |
Stats |
Skills |
Skill Ascension |
Related Items |
Gallery |
Sounds |
Quotes |
Stories |
Stats
Lv | HP | Atk | Def | CritRate% | CritDMG% | Bonus HP% | Materials | Total Materials |
1 | 1220 | 20.67 | 48.88 | 5.0% | 50.0% | 0% | ||
20 | 3165 | 53.61 | 126.8 | 5.0% | 50.0% | 0% | 1 3 3 20000 | 1 3 3 20000 |
20+ | 4212 | 71.33 | 168.71 | 5.0% | 50.0% | 0% | ||
40 | 6302 | 106.74 | 252.44 | 5.0% | 50.0% | 0% | 3 2 10 15 40000 | 1 13 18 60000 3 2 |
40+ | 7045 | 119.33 | 282.22 | 5.0% | 50.0% | 7.2% | ||
50 | 8106 | 137.29 | 324.7 | 5.0% | 50.0% | 7.2% | 6 4 20 12 60000 | 1 33 18 120K 9 6 12 |
50+ | 9097 | 154.08 | 364.41 | 5.0% | 50.0% | 14.4% | ||
60 | 10168 | 172.22 | 407.32 | 5.0% | 50.0% | 14.4% | 3 8 30 18 80000 | 1 63 18 200K 9 14 30 3 |
60+ | 10912 | 184.81 | 437.1 | 5.0% | 50.0% | 14.4% | ||
70 | 11993 | 203.13 | 480.41 | 5.0% | 50.0% | 14.4% | 6 12 45 12 100K | 1 108 18 300K 9 26 30 9 12 |
70+ | 12736 | 215.72 | 510.19 | 5.0% | 50.0% | 21.6% | ||
80 | 13829 | 234.23 | 553.99 | 5.0% | 50.0% | 21.6% | 6 20 60 24 120K | 1 168 18 420K 9 46 30 9 36 6 |
80+ | 14573 | 246.82 | 583.77 | 5.0% | 50.0% | 28.8% | ||
90 | 15675 | 265.49 | 627.91 | 5.0% | 50.0% | 28.8% |
Skills
Active Skils
通常攻撃·剣闘術·金砂塵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
両手剣と体術の組み合わせによる最大4段の連続攻撃を行う。 継続的にスタミナを消費し、素早い連続斬撃を発動する。 重撃終了時、より強力な一撃を放つ。 空中から落下し地面に衝撃を与える。経路上の敵を攻撃し、落下時に範囲ダメージを与える。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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熔鉄流獄 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
戦況に応じて、ディシアが独自に編み出したさまざまな戦闘技を繰り出す。 フィールド上にディシア自身の「浄焔剣獄」が存在しない時に繰り出される。 フィールド上にディシア自身の「浄焔剣獄」が存在する時に繰り出される。 跳躍攻撃を行い、 この方法で再生成された「浄焔剣獄」領域は元の領域の継続時間を引き継ぐ。 1回の「浄焔剣獄」継続時間中に剣域熾焔は1回のみ発動可能。 領域内にいる敵がダメージを受けた時、「浄焔剣獄」はディシアの攻撃力とHP上限を基に連携攻撃を行って、その敵に 領域内フィールド上キャラクターの中断耐性をアップさせ、それらのキャラクターがダメージを受けた際に、その一部のダメージをカットして「赤鬣の血」に蓄積させ、ディシアが10秒間肩代わりする。「赤鬣の血」に蓄積されたダメージ量が、ディシアのHP上限の一定割合に到達または超過した時、ダメージカットが行われなくなる。 ディシア自身が生成した「浄焔剣獄」は1つのみ存在可能。 この赤焔の試練を共に乗り越え、不浄を焼却しよう。燃え盛りし光の獣は、必ずや焚灼より降臨せん。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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炎哮獅子咬 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
灼熱の怒りを解き放ち、身のこなしに制限を与える大剣を手放して「熾炎獅子」状態に入り、中断耐性をアップする。 この状態の時、ディシアは自動的に熾鬣拳を放ち続け、攻撃力とHP上限を基に 発動時、フィールド上にディシア自身の元素スキル「熔鉄流獄」による「浄焔剣獄」領域が存在する場合、ディシアはそれを回収し、「熾炎獅子」状態の終了時に新たな位置に領域を再生成する。再生成された領域の継続時間は、領域が回収された時の継続時間を引き継ぐ。 この状態の時、ディシアは元素スキルを発動できず、通常攻撃、重撃、落下攻撃を行うことができない。「通常攻撃·剣闘術·金砂塵」と元素スキル「熔鉄流獄」は「炎咆連打」に切り替わる。 熾鬣拳を発動した後、0.4秒以内に炎咆連打を発動すると、次の熾鬣拳の発動速度が上昇する。 変遷の炎も彼女の怒りに従い、鋭い牙や爪の形へと化する。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Passive Skills
陽の射す正道 | |
日中(6時から18時まで)になると、チーム内にいる自身のキャラクター全員が疾走効果を獲得し、移動速度+10%。 この効果は秘境、征討領域、深境螺旋では発動されない。また、疾走効果は重ね掛け不可。 |
惜しみなき扶翼 | |
また、ディシアが |
至誠の尊崇 | |
HPが40%未満の時、ディシアはHP上限の20%を基にHPを回復する。さらにそれから10秒間、HP上限の6%を基に2秒ごとにディシアのHPを回復する。この効果は20秒毎に1回のみ発動可能。 |
Constellations
煌めく皎潔の炎 | |
ディシアのHP上限+20%。またHP上限を基準に、ディシアの下記攻撃のダメージが増加する。 · · |
燿く清砂の利刃 | |
また、フィールド上に「浄焔剣獄」領域が存在する場合、領域内フィールド上キャラクターが攻撃を受けると、「浄焔剣獄」による次の連携攻撃のダメージ+50%。 |
掠める熾炎の怒り | |
最大Lv.15まで。 |
誓いし永遠の銘心 | |
不縛なる至高の獅子 | |
最大Lv.15まで。 |
黄金を裂く焔爪 | |
また、1回の熾炎獅子の継続時間中、熾鬣拳が敵に命中し会心を起こすと、継続時間内の炎哮獅子咬の会心ダメージ+15%、熾炎獅子の継続時間+0.5秒。この効果は0.2秒毎に1回のみ発動可能。この方法で延長できる継続時間は2秒まで、アップできる会心ダメージは60%までとなる。 |
Skill Ascension
Gallery
Idle #1
Idle #2
Attack
Elemental Skill
Elemental Burst
Sounds
Title | EN | CN | JP | KR |
Party Switch | ||||
Party Switch when teammate is under 30% HP | ||||
Party Switch under 30% HP | ||||
Opening Chest | ||||
Normal Attack | ||||
Medium Attack | ||||
Heavy Attack | ||||
Taking Damage (Low) | ||||
Taking Damage (High) | ||||
Battle Skill #1 | ||||
Battle Skill #3 | ||||
Sprinting Starts | ||||
Jumping | ||||
Climbing | ||||
Heavy Breathing (Climbing) | ||||
Open World Gliding (Start) | ||||
Open World Idle | ||||
Fainting | ||||
Idle Performance |
Quotes
Audio Language:
Title | VoiceOver |
初めまして… | |
世間話·傭兵 | |
世間話·砂漠 | |
世間話·あたしら | |
雨の日… | |
雷の日… | |
雪の日… | |
晴れの日… | |
暴風の日… | |
砂漠にいる時… | |
おはよう… | |
こんにちは… | |
こんばんは… | |
おやすみ… | |
ディシア自身について·エルマイト旅団 | |
ディシア自身について·オヤジ | * 好感度Lv.4後に解放 |
偉大なる実績について… | * シナリオ「獅子の血」をクリアする |
戦友について… | * 好感度Lv.6後に解放 |
「神の目」について… | * 好感度Lv.4後に解放 |
シェアしたいこと… | * シナリオ「獅子の血」をクリアする |
興味のあること… | |
ティナリについて… | * 好感度Lv.4後に解放 |
クラクサナリデビについて… | * 好感度Lv.4後に解放 |
キャンディスについて… | * 好感度Lv.4後に解放 |
アルハイゼンについて… | * 好感度Lv.4後に解放 |
セノについて… | * 好感度Lv.4後に解放 |
ニィロウについて… | * 好感度Lv.4後に解放 |
ドリーについて… | * 好感度Lv.4後に解放 |
レイラについて… | * 好感度Lv.4後に解放 |
セトスについて… | * 好感度Lv.4後に解放 |
ディシアを知る·1 | |
ディシアを知る·2 | * 好感度Lv.3後に解放 |
ディシアを知る·3 | * 好感度Lv.4後に解放 |
ディシアを知る·4 | * 好感度Lv.5後に解放 |
ディシアを知る·5 | * 好感度Lv.6後に解放 |
ディシアの趣味… | |
ディシアの悩み… | * シナリオ「獅子の血」をクリアする |
好きな食べ物… | |
嫌いな食べ物… | |
贈り物を受け取る·1 | |
贈り物を受け取る·2 | |
贈り物を受け取る·3 | |
誕生日… | |
突破した感想·起 | * 突破段階「1」で解放 |
突破した感想·承 | * 突破段階「2」で解放 |
突破した感想·転 | * 突破段階「4」で解放 |
突破した感想·結 | * 突破段階「6」で解放 |
元素スキル·1 | |
元素スキル·2 | |
元素スキル·3 | |
元素爆発·1 | |
元素爆発·2 | |
元素爆発·3 | |
宝箱を開ける·1 | |
宝箱を開ける·2 | |
宝箱を開ける·3 | |
HP低下·1 | |
HP低下·2 | |
HP低下·3 | |
仲間HP低下·1 | |
仲間HP低下·2 | |
戦闘不能·1 | |
戦闘不能·2 | |
戦闘不能·3 | |
ダメージを受ける·1 | |
重ダメージを受ける·1 | |
チーム加入·1 | |
チーム加入·2 | |
チーム加入·3 |
Stories
Title | Text |
キャラクター詳細 | 「エルマイト旅団」という言葉は特定の集団を指すものではなく、砂漠に生まれ、成人後は武力で生計を立てるすべての傭兵を指している。 この荒れ果てた世界において、人類はみな等しく、ちっぽけな存在だ。生きていくために人々は自ずとゆるく寄り集まって、まとまりがないながらも傭兵組織を形作る。 「エルマイト旅団」に属する者は数多くいるが、そのほとんどは黄砂に忘れ去られてしまう。人々の記憶に爪痕を残せるのは、ディシアのようなごく一部の逸材たちだけだ。 勇猛でたけだけしい「熾鬣の獅子」、ディシア——獅子は彼女の力を象徴し、熾鬣は彼女の熱き性格を代弁する。 もし護衛として傭兵を雇いたいのであれば、ディシアを検討してみるといいだろう。けっして値段は安くないが、彼女の能力はその価値に見合うものだ。 キャラバン宿駅の路上で自画自賛に溺れるズル賢い傭兵や、力ばかりが取り柄の新人と比べれば、ディシアは遥かに思慮深く、頼りにできる存在だ。 さて、話はここまでにしよう。彼女の雇い主になりたければ、できるだけ早く決断することだ。ディシアを雇いたい者の数と言えば、長蛇の列ができるほどなのだ。出遅れれば、機会はないと思ったほうがいいだろう。 |
キャラクターストーリー1 | ディシアを含むすべての砂漠の民は、生まれた時から砂漠を理解することを学ぶ。 空の青は果てしなく続き、どこまでも終わらない。金色の砂丘は天と地の境まで、止め処なく延び広がる——そのような環境の中を生きる人間は常に、己がいかに小さいか、実感せざるを得ないだろう。 砂原の風景を見慣れている者でさえ、折につけ自然の雄大さに震慄し、足元の砂に口づけしたくなってしまうのだ。 軟弱な心はこの地に恐れをなす。ゆえに、この広大な砂海を思うがままに駆け巡ることができるのは、屈強な魂のみである。 そして砂漠の民の中で最も勇敢であり、過酷な環境をも厭わず風砂の中を疾駆し続ける者たちこそ、「エルマイト旅団」の傭兵だ。 だが、そのような暮らしは決して楽なものではない。そのため傭兵たちにとって、互いに助け合いができる関係というのはとても貴重であり、その重みは血縁に勝るとも劣らないのだ。 ディシアが幼かった頃、彼女の「家族」は父親と、彼の傭兵団の成員たちであった。 ディシアが一人前に成長した頃、彼女の家は自らが所属する「熾光の猟獣」になり、傭兵団の成員たちが彼女の新たな「家族」になった。 共に長く戦えば、互いに絆が生まれる。すると、視線を交わしたり頷いたりするだけで、互いの考えを即座に理解できるようになる。 だからこそ、雇い主からの依頼をこなすために、砂漠を離れて雨林へと遠出した一時、皆と夜に営火を囲んで歌った歌をディシアは懐かしんだ。 どこにいようと、彼女は砂漠の娘なのである。 * 好感度Lv.2後に解放 |
キャラクターストーリー2 | 個体差を考慮しないという前提で言えば、一般的に女性の身体的能力は男性にやや劣ると言われている。 ディシアは、生まれつき力がとても強いというわけではない。それでも傭兵たちが彼女を深く認めているのには、当然ながら理由があるのだ。 まず、彼女の力は傭兵集団の中で一番とはいかないものの、充分に強い。 この点に疑問を抱くのであれば、彼女の大剣を持ち上げてみるといい。あれほど重い武器を振り回すには、ある程度の膂力が不可欠だ。 次に、彼女は豊富な戦闘ノウハウの持ち主だということである。大剣のように鈍重な武器を扱うとき、必然的に敏捷性の一部が犠牲になってしまうのは万人の知る所だろう。機動性に優れた相手と戦闘する際、一撃で仕留められなければ、重い武器は戦士の不利な要素になってしまう。そんなとき、彼女は並外れた観察力と戦闘テクニックを用いて相手に対処しなければならない。 時には武器を置いて拳で戦い、時には武器を投げつけて今にも消えそうなチャンスを掴み取る。具体的にどう対処するかは、すべて戦況次第だ。 そんな彼女は戦闘以外についても、砂漠におけるサバイバル術を数多く心得ている。 砂漠の傭兵たちが受ける主な依頼には、略奪を防ぐための護衛や、砂漠の危険生物の駆逐、気象災害から逃れる雇い主のサポートなどがある。 時にはガイドとなって、キャラバンや冒険者、学者たちのために道を探すこともある。 驚いたサソリの群れに対する処置も、敏捷な鷲たちに付きまとわれないよう避けるコツも、盗賊に遭遇した際に衝突を最小限に抑える交渉法も——ディシアはすべて知っている。 実際の需要に応じて問題を速やかに解決することこそ、雇い主にとっては最も重要なこと。雇い主の間でよい評判を得たいのであれば、戦闘以外にも色々とスキルを身につける必要があるのだ。 たとえ何百人、何千人という敵を倒すことができたとしても、黄砂においては、その意味に限界がある。ひとたび天地を覆う大砂嵐が吹き荒れれば、戦士たちはみな砂礫の下に埋もれてしまうからだ。 真に聡明な傭兵は、戦うべき時と退くべき時を把握している。戦闘の中で目的を達成すると同時に、己も守る——これぞ、上策と言えよう。 * 好感度Lv.3後に解放 |
キャラクターストーリー3 | ディシアが自らの実力で「エルマイト旅団」における評判を高めていった頃、旅団の成員たちも皆、それを誇らしく思っていた。そんなある日のこと。偶然にも全員が揃った場で、普段から騒がしくヤジを飛ばすのが好きだった何人かの仲間たちが、「世に響き渡るようなあだ名」をディシアに付けたいと言い出した。 今後、ディシアが相手を打ち負かす度に、そのあだ名を掲げよう。だから、カッコいいだけじゃなく、口にするだけで鳥肌が立つようなものにしないといけない。 通りすがりの商人が聞いただけで逃げ出すような、凶暴で恐ろしい、血腥さに満ちた名前にするべきだ。一番年若いメンバーたちが、乗りに乗った様子でそうはしゃぐ。 その頃ディシアはすでに、右も左も分からぬ新人傭兵ではなかったので、他人が自分に抱く恐れや尊敬が、一つの名前に収まることはないことも知っていた。ただ、皆が楽しそうにその事で暇をつぶしていたから、ディシアも意見しなかったのだ。 皆が出していく、くだらない、おかしなアイデアの数々に、ディシアも思わず大笑いしてしまう。その雰囲気はまるで、幼い頃に父親から物語を聞いていたときのようだった。当時、父はいつもメンバーたちを集めて、英雄譚や乱闘の芝居で皆を楽しませていた。これといった目的もなく、ただ、寂しい砂漠の夜を盛り上げるために。 せっかく楽しい雰囲気だったのに、あのだらしないクソオヤジのことを思い出しちまうなんて…ディシアは興ざめに思って、誰にも気づかれないようにそっと口をゆがめた。 その夜、ディシアは「砂漠第一」や「血腥大剣」といった、面白いだけで何の迫力もない名前を立て続けに断った。——そろそろお開きにしよう…所詮、あだ名なんてある意味、別称に過ぎないんだ。砂漠のやり手っていうのは、何も虚名なんかで生計を立ててるわけじゃない——ディシアはそう思った。 その時、とある年配の傭兵が話に加わった。彼はまず皆の趣味の悪さを鼻で笑ってから、こう問いかけた——「獅子の伝説を、聞いたことはあるか?」 もちろんディシアはそれを耳にしたことがあった。古臭い物語ならば、幼い頃、父から耳にたこができるほど聞かされてきたのだ。一度は父に関するすべてを忘れようともしたが、脳裏に深く刻まれた記憶をかき消すことは困難だった。 そうしてディシアが少しばかり気を散らしていた間に、なんと仲間たちは、すでに「世に響き渡るようなあだ名」を思いついていた——「熾鬣の獅子」。 ディシアは獅子の伝説から連想してしまうあの人物のことが嫌いだった。そのため、その称号を受け入れるつもりもなく、断りの返事が今にも喉まで出かかった。しかし同時に、そんな些細なことで善意を無下にするのは、些か度量に欠けるとも思った。 もう自分とは関係のない人間を思い出したくないというだけで、その人物と関わりのあるすべてを避けなければならないものだろうか?いや、そんな必要はない。まして、あれらの物語がディシアにもたらした温もりは、紛れもなく本物だ。そのおかげでディシアは、世界へ向けて足を踏み出し、自らの目で見て、感じることができているのだから。彼女の体感したすべてに、偽りはない。 ならば、こうしよう——「熾鬣の獅子」か。なかなか悪くない名じゃないか。 * 好感度Lv.4後に解放 |
キャラクターストーリー4 | ディシアは美しい。彼女を知る者ならば、誰もがそれを認めるだろう。 息を呑むようなアイスブルーの瞳、日の光を反射して煌めく飴色の肌、そして彼女の軽快な歩調に合わせて颯爽と揺れる、黒と金色の髪——すべて、彼女が持つものだ。 砂漠の民にとって、綺麗でたくましい女性は生命力の象徴であり、賞賛されるべき存在だ。 ディシアも、自らの美しさをとても大切にしている。周囲の環境が許す限り、機を見つけては風呂に入り、汗の匂いがしないよう心掛けている。そして、暇さえあれば市場まで身の回りのものを買いに行くのだが、そんなときには必ず、パウダーアイライナーやフェイスパウダーをはじめとした化粧品を買って備えておく。彼女は毎日化粧をする習慣があるため、そういった消耗品はすぐになくなってしまうのだ。 傭兵は比較的荒っぽい集団だ。暴力に慣れ切っており、自らを着飾ることに気を遣うことはあまりない。そんな集団の中で、ディシアのそういった習慣は些か目立ってしまう。中には仲間から理解を得られず、なぜそれらにこだわるのかと聞かれることもあった。 なぜかって…他に何がある?砂漠の男どもは往々にしてひどい臭いなのだ。靴を脱いだときの匂いなど、意識が飛んでしまうほどだ。 十日から半月も洗っていない足、むせ返るような酒臭さを漂わせる口、それらを併せ持つ汗まみれの男。部屋の空気を濁すには十分だ。 そんな者たちが山ほどいる光景を想像できるだろうか…ディシアのような強者でさえも、彼らに近づこうとは思わないだろう。 見た目に気を遣わない仲間たちと自分を区別するため、雇い主に良い印象を与えるため、そして自らが常に美しくあるために、ディシアは多くの習慣を頑なに続けているのだ。 精一杯たくさん稼いだモラの一部を使って、自分へのご褒美に装飾品や化粧品を購うのは、至極当然のことである。 武器、敵、ビジネスといった、疲弊するものに囲まれた毎日の中で、それらのちょっとした繊細さとやさしさのみが、張り詰めた弦を緩めさせてくれるからこそ、彼女は柔らかな気持ちで未来の生活に期待できる。 ディシアは確かにとても強い傭兵だ。だが傭兵である前に、彼女はとても美しく、何ものにも縛られない一人の女性でもあるのだ。 * 好感度Lv.5後に解放 |
キャラクターストーリー5 | 一度砂漠を離れれば二度と帰らない者たちとは違い、ディシアは常に自分が砂漠の出身であることを誇りに思っている。しかし、この生まれが彼女に多くの不便をもたらしたことも事実だ。 彼女は多くの「エルマイト旅団」の傭兵と同じように、系統立てられた教育を受けたことがなく、武力と砂漠で生き残るための知識を除けば、複雑な技術を何一つ持たない。 それが砂漠の民の限界であることを、ディシアはよく理解している。彼らの精神力と求知心は、とっくの昔に強風と熱砂に蝕まれてしまったのだ。もしもディシアが、知恵によって作られた教令院の創造物を見ていなかったら、モンド産の美酒を味わったことがなかったら、璃月で造られた精巧な器やフォンテーヌ人の機械技術に出会ったことがなかったら…おそらく彼女もこのような生活における限界というものを、深く認識することはできなかっただろう。 こと勇敢さにおいて、荒々しく勇ましい砂漠の民に、雨林の民は敵わない。忍耐においても、風蝕地をボロボロに傷つけるほどの強風が吹き荒れる中で、一代また一代と生活を営んできた砂漠の民の頑強さは、山や石にも勝ると言えよう。 しかし、視界の先にあるものを見据えることができなければ、砂漠の民は永遠に砂の中を手探りで歩むしかない。 稼いだモラを美酒や美食に使えば、僅かな財も簡単に食いつぶされて、乾いた砂に落ちるように消えてゆく。変化を追い求めることの重要さを知る、ごく一部の聡明な者でさえ、より良い生活を手に入れた途端、古く老いた砂漠のことは忘れて、己のことしか考えなくなる。 「どうしてもっと優れた、賢い人間になろうとしない?どうしてあたしたちは、命懸けで力を尽くすことでしか、マシな生活を手に入れられないんだ?」—— 砂原は彼らを育むと同時に、彼らを制限してきた。砂漠の民がこの制限から解放されることこそ、ディシアの願いなのである。今も彼女は、この先どうすべきかについて考え続けている。 どこまでやれるかは、個人の意志だけでどうにかできるものではなく、ディシアもそれをよく理解している。だがそれでも、彼女は機会を見つけては砂の中へと希望を送り、そこに生きる人々のために尽くそうとする。 彼女は、己の帰るべき場所が黄砂であることをけっして忘れない。 * 好感度Lv.6後に解放 |
獅子の物語 | クセラによれば、ひとたび獅子が吠えれば、烈日さえも震えるらしい。 幼いディシアは本物の獅子を見たことがなく、彼の話にはすべて耳を傾けた。 烈日が如何にして大地を焼き、泥を粉末と化したか、クセラは生き生きと幼いディシアに話して聞かせた。地表の空気は灼熱の太陽によって歪み、獅子は燃えるように熱い地を駆ける。雄叫びをあげながら追いかけて来る獅子に、太陽ですら為す術はなく、やがて姿を消してしまう。 獅子とは、それほどまでに強大な動物なのだ。 幼いディシアはそれを聞いて、夜のキャンプに灯された焚き火よりも明るく瞳を輝かせた。 「そうだな…」、クセラは辺りを見渡し、やせ細ったメンバーを捕まえて例をあげる。「こいつみたいな体格のやつなら、獅子一頭だけで、十人は相手にできるだろう。」 「じゃあクセラは?クセラは獅子に勝てる?」 「どうだろうな…だがおれにはテクニックがある。たぶん勝てるかもな。」そう言った彼はとても真面目ぶった表情で、ホラを吹いている気配はまったくなかった。 「獅子が突っ込んできたら、こうして…一瞬でしゃがみ込んで、そいつの体の下に潜り込むんだ。そして…ナイフで腹を掻っ捌く、それでおしまいさ。」 話だけでは飽き足らず、クセラは成員の一人に獅子を演じさせ、獅子を仕留めるところをディシアに見せた。しかし、皆演技が下手すぎて、獅子の咆哮にも勢いがないどころか、まるで犬の鳴き声のようだった。 しかし幼いディシアは驚かなかった。クセラとはそういう人なのだから、彼の話をすべて真に受ける必要はない。もしそんなことをすれば、損をするのはこちらなのだから。こんな時は、彼と一緒に笑えばいい。 ただ、獅子の物語は確かに、彼女の心に爪跡を残したのであった。 そして、長い年月が過ぎた。仲間たちと「世に響き渡るあだ名」を決めていたとき、ディシアは獅子と聞いて、その古い物語とそれを演じたクセラのことを思い出した。 しかし当時のディシアは既に父と縁を切っており、和やかな気持ちでその記憶を振り返ることはできなかった。 今になって、ようやくクセラの思いを理解したディシアであったが、故人はすでに、永遠の夢の世界へと逝ってしまった。 これは、彼女の人生における取り返しのつかない後悔だ。だが、良いほうに考えよう…砂漠で暮らしていくには、何事も良いほうに考えなくてはならないのだから。——今、彼女は父から聞いた物語を素直に、そして満足げに話すことができるようになった。 幼い頃の記憶を思い返すたび、ディシアはふいに目を輝かせる…まるで夜のキャンプに燃えていた、あの焚き火のように。 彼女は真の獅子となり、クセラの語った物語は、彼女の中で生き続けるのだ。 * 好感度Lv.4後に解放 |
神の目 | 実は、ディシアはこの「神の目」をいつ手に入れたのか、よく覚えていない。おそらくは、独立して間もない頃のことだろう。 当時、彼女が毎日考えていたことはただ一つ——強くなることだ。 彼女は傭兵である。実力が足りなければ、十分な数の依頼を受けることはできない。そうなればモラは稼げず、食事にもありつけないのだ。 そんな節目の時期に、「神の目」は降臨した。当時のディシアは金に困っており、それを売り飛ばすことさえ考えた。 この光り輝く装飾品は、神の恩恵を受けている証明なのだと人々は言う。しかしディシアはこう思った——どうせくれるなら、目先の報酬を得るのにも役立たないこんなガラクタよりも、毎日モラをくれたほうがマシだった、と。 確かに神の目は元素力を操るのに役立つが、真に戦闘の勝敗を決めるのは、戦闘テクニック、判断力、策略、そして身体能力といったことなのである。 傭兵の歴史には、神の目を持たずして、努力のみで強者になった有名な戦士が山ほどいる。 ディシアには分かっているのだ。もし神の目を持っているというだけで、己が神の眼差しをも受けられる存在なのだと勘違いし、思考を止めて目の前のものを大切にしなくなれば…敵にやられるよりも先に、過酷な砂漠がその代価を支払わせるのだ、と。 後に彼女が経験した出来事は、神の力にも限界があるということをさらに証明するものであった。偉大な力と偉大な知恵を持っていたとしても、神は束縛を受けることがあるのだ。 ディシアは自身の神の目を気に入っているが、その眼差しだけで神の狂信的な信徒になることはあり得ない。 彼女は武器を振るって生き残る傭兵であり、そういう者が最も信頼するのは、今までにくぐり抜けてきた無数の戦いで流した、汗水のみなのである。 * 好感度Lv.6後に解放 |
2,811 responses to “ディシア”
Dehya is the best example of ‘genshin devs listen just dont give a fuck’
They listen to what? hahaha