
![]() | Name | 白姫と六人の小人·7 |
Type (Ingame) | 任務アイテム | |
Family | loc_fam_book_family_696916, Book, Non-Codex Series | |
Rarity | ![]() ![]() ![]() ![]() | |
Description | テイワット各地に古くから伝わってきた童話の最終章。全ての終りと夜ノ母の予言を語る一冊。 |
Item Story
小人は王子の体を抱え、陰湿な低木に潜む邪悪な仲間から離れた。彼は身を伏せながら暗い獣道に沿って進み、無垢な泉源を探す。そこに姫は眠っている。 だが小人は知らなかった。邪悪な夜母が既に姫の居場所を掌握していたことを。気配を感じさせることなく、夜母が小人の後ろをついてくる。獲物を追っている野生のネコのように、綽然とした影が月と星の光を覆っている。 小人がたどり着いた時、姫はそこにいない。夜梟の切ない悲鳴と共に、夜母が朽ちた泉から現れた。 「可笑しな造物、お前はお前の主を探しに来たのかい?」夜母が危険な微笑みを見せ、深淵の息吹を漂わせた。 「もしそうなら不幸な奴だ、お前が見つけたのは絶望だけさ」 「あの愚かな姫はもう我に捕まった。彼女には王国の崩壊を見届けてもらう。そして彼女の臣民に呪いをかけ、生と死の境に、魂も月光もないところを永遠に彷徨わせる」夜母の声は、朽ちた墓標を打つ雨のように響く。 「哀れな小人、お前も見るべきだ。その時、自分の主がどんな顔をするのかを」 小人の心は恐怖で満たされる。まるで悪夢で胸が詰まってしまったかのように。 夜母は小人を見下し、殺めることなく放り投げた。残忍な悪意かそれとも気まぐれによる憐憫か、彼女はこの醜い小人に一縷の希望を残した。 「千年後、我にとって難敵がこの世に現れる。彼は黎明を告げる剣を持ち、身に纏う鎧から眩しい太陽の光を放つ。彼は我の国を滅ぼし、王子の朽ちた骸骨を墓から掘り出し、姫を永遠の暗夜による苦しみから解放する。その時まで、とくと我に挑むがいい。予言の大災難しか夜ノ国は恐れない。そして、主を殺めた悪しき奴隷よ、自分の悪行に報いが訪れる日を心して待つが良い」 そう言い終えると、夜母の姿は崩れ、汚れた泥と毒蟲となり泥沼に溶けていった。 悲しみと苦しみの渦の中、小人は魂を失ったかのように立ち尽くす。彼は王子の骸骨を木のうろに隠し、ひとり夜の闇に姿を消して流浪の旅に出た。 |
Added Kaz to the chronicled wish, wonder why? He seems like he’s always in demand/still incredibly ...