スンジャタの初陣

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スンジャタの初陣・1
スンジャタの初陣・14
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スンジャタの初陣・2
スンジャタの初陣・24
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スンジャタの初陣・3
スンジャタの初陣・34
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スンジャタの初陣・1
スンジャタの初陣・2
スンジャタの初陣・3

スンジャタの初陣・1

スンジャタの初陣・1
スンジャタの初陣・1Nameスンジャタの初陣・1
Type (Ingame)任務アイテム
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Descriptionこだまの子に代々伝わるウォーベン。五百年前の英傑スンジャタの若い頃の伝説が記されている。
ああ、我が兄弟よ、我が子よ、よく聞くのだ。
聞け、我が名はこだまの子のジェリー・マムドゥ。
こだまの子の詩人であり、叙事詩の伝道者だ。
私の血筋は、最初の叙事詩の詩人、ビラリーに遡る…
カイデン・コアティとビント・コアティの、誇り高き子孫なのだ。
ビラリーはかつて、流浪の賢者のもとで悠久の詩文を学び、
コアティ夫妻は、古の言葉を織物や天幕に編み込んでいた。

私の頭には、古き時代に君臨した龍王たちと蛮王たちの記憶が刻まれ、
私の舌は、最も饒舌な幻写霊と議論を交わすことができ、
私の物語は、多くの真理を明らかにし、私の言葉は、多くの虚偽を浄化する。
そうして洗われた物語は晶石の鏡のごとく透き通り、やがて歴史となる。
だが、かつての虹光を宿した明鏡の周りには、今も深い闇があり、
まるで亡者の深遠なる瞳に宿る燐光のように、それは静かに煌めいていた。
歴史は勝者を導くが、物語は亡き者たちの記憶とともにある…
結局、未来に眠る宝の鉱脈は、常に過去の岩脈から出ずるのだ。

さあ、聴くがいい。我が歌を、そして我らが英雄の歌を。
聴くのだ、野牛の子、巨犀の子に捧ぐ鎮魂の調べを。
我が語るは、マハン・スンジャタの偉業とその運命であり、
マリ・ギアタの志と燃える情熱であり、
ソゴレン・ギアタの轟く名声であり、
そして、ナレ・マハン・ギアタが宿敵と交えた、最後の戦いの結末である…
ああ、かつてこれほど多くの称号を持つ英雄がいただろうか?
漆黒の呪術も、邪悪なる霊も、彼を傷つけることは叶わぬ!

我が兄弟よ、我が子よ、誇り高きこだまの子らよ。
聞くのだ、忘れ去られし幾千もの古き王と、蛮族の物語を。
彼らが如何にして英雄スンジャタに征服され、
その後、如何にして彼とともに剣を取ったのかを。
そして、敵だった者が友となり、野蛮な者が善意ある者へと変わった話や…
山のごとく押し寄せる漆黒の軍勢を前に、
英雄スンジャタが如何にしてそれらを退けたのかという話を。
これは、歴史に刻まれることのなかった偉業と、誤解と犠牲の物語だ…

スンジャタの初陣・2

スンジャタの初陣・2
スンジャタの初陣・2Nameスンジャタの初陣・2
Type (Ingame)任務アイテム
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Descriptionこだまの子に代々伝わるウォーベン。五百年前の英傑スンジャタの若い頃の伝説が記されている。
この世の多くの賢人が必ずしも高貴な生まれとは限らないように、
スンジャタの父母の血筋もまた、古の王族の血を受け継いではいなかった。
悠久なる伝説は、暗黒の鉱洞や塩河のごとく遠ざかり、二度と戻ることはない。
しかし、その中から析出された岩晶のような真理が、詩人の口を通じて語られるのだ。
スンジャタの出自について、人々が語る内容はそれぞれ異なる。
親しき友は彼の出自を飾り立てようとするが、敵は決して彼を称えようとはしない。
彼の父母の名は何か、どの部族の出であったか?
蒼白に輝く三つの月に尋ねても、その答えは闇に消えるばかり。

物語の歌はこう語る。スンジャタは暁の星の恩寵を受けて生まれ、
彼の母は美しいわけではなく、父もまた強き体を持っているわけではなかった。
しかし、万物を見下ろす時の星は、人の美醜など気にはしない。
天地の運命を紡ぐことこそが、天より授かりし永遠の使命なのだから。
スンジャタが幼き頃、こだまの子らはムバンダによって統べられていた。
黒玉のようなムバンダは、かつて鉱山と宝石を司る偉大なる母であった。
彼女は若きスンジャタを見出だし、部族の戦士として導いた。
かくして、偉大なる英雄と鉱夫の物語が幕を開ける。

若きスンジャタが鉱夫としての道を歩み始めた時、
岩を砕く鉄槌は、彼の小さな体をはるかに凌ぐ大きさであった。
だが、強き少年が鉱洞の中で鉄槌を風のごとく振り下ろすと、
戦士たちは慌てて「鉱洞が崩れる!」と叫んだ。
「ハハッ、兄さん方、姉さん方、恐れることはない!」
「ただ俺の鉄槌が嵐を呼んだだけさ。ほら、ブンッ、ゴォォン!」
スンジャタが腕を振り回して山を打ち砕くと、その鉄槌から火花が散った。
皆はその光景に歓喜し、そして恐れた。こうして栄光の冠はスンジャタの手へと渡ったのだった。

母なるムバンダが夜神の夢へと還ったとき、
スンジャタはすでに、勇猛たる若き戦士へと成長していた。
だが、長を選出する日の夜、スンジャタは一人で部族を離れた。
部族の英雄でありながら、彼は権力に一切興味がなかったのだ。
彼は、こだまの子として生まれた誇り高き証を求め、
遠い異郷の地を目指して旅立ったが、
その熱き想いは部族に理解されず、彼は逃亡した裏切り者と見なされた…

スンジャタの初陣・3

スンジャタの初陣・3
スンジャタの初陣・3Nameスンジャタの初陣・3
Type (Ingame)任務アイテム
Familyloc_fam_book_family_1064
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Descriptionこだまの子に代々伝わるウォーベン。五百年前の英傑スンジャタの若い頃の伝説が記されている。
冒険の旅に出たことで、賢者としての名声を失ったスンジャタは、
遥か彼方の溶岩の湖へと向かい、灼けつく熱波にその身を晒した。
今となっては溶岩の湖も冷えて固まり、もはや龍や蛇が暴れ回ることもないが、
かの時代、そこは悪龍ルクワタが支配する領地であった。
ルクワタは滅びゆく古龍の一族の数少ない末裔で、
邪悪なる心を持ち、失われた古龍の暴政の復活を企んでいた。
かつて、天地を揺るがすほどの大戦が起こり、その一族は滅ぼされたように見えたが、
ルクワタだけは闇深き岩穴に身を潜め、破滅を逃れていた。

だが、使役する者を失ったルクワタは衰弱していき、
自らが吐く硫黄により両の目を灼かれ、理性は鈍り、狂気に蝕まれていった。
ルクワタは夢の中、天の使者と戦っていた頃の幻想に囚われており、
ナタに人間の時代が訪れていることも知らずにいた。
だからか、名もなき者がルクワタの岩穴へと挑みに来ると、
高貴な古龍は激怒し、咳き込み、嘔吐しながら相手を罵り、
雷鳴のごとき呪詛とともに、口から灼熱の炎と硫黄を吐き出した。
「いずこから現れた、無礼者め!王の眠りを妨げるとは何事だ!」

スンジャタが目にした伝説の悪龍は、すでに老いさらばえ、狂気に陥っていた。
自らを王と名乗るあたり、もはや自身の血統すらも忘れ去っていたのだろう。
それを見たスンジャタは大声で笑い、大きな鉄槌を担いで嘲るように老龍に告げた。
「俺はただの無名な鉱夫だ、無礼者などではないわ。」
「それに、お前さんが君王だと?笑わせるな、ただの愚かな老いぼれトカゲではないか!」
ルクワタはこの言葉を聞くや否や、怒りが喉を突き上げ、再び激しく嘔吐した。
灼熱の溶岩が吐き出され、黒煙が立ち込める。
しかしスンジャタはそれを見ても眉一つ動かさず、重い鉄槌を振り上げ、そのまま老龍へと叩きつけた。

だが、老い衰弱していたルクワタも、怒りに燃えた時の恐ろしさは未だに健在であり、
灼熱の溶岩がスンジャタの髪と眉を焦がした。
そして、龍の唾液に含まれた猛毒が皮膚から臓腑へと染み渡り、耐え難い激痛をもたらす。
また、黄ばんだ牙は腐食を伴う傷を残し、鋭い爪はスンジャタの古傷を引き裂いた。
スンジャタはそれらに耐え、苦痛に身を震わせながらも、止まることなく重い鉄槌を振り下ろし続けた。
そうして遂に、割れるはずのない龍の頭蓋が砕け、立ち込める黒煙が鉄槌によって払われ…
老龍の魂が散った後、溶岩の湖からもその熱が失われていった。
それを見たスンジャタは、満ち足りたようにその場に横たわった。この日を境に、彼は真の英雄として語り継がれることとなった。

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